思わぬタイミングで蝶「ツマグロヒョウモン」の変態《蝶のへんたいとは、蝶が卵→幼虫→蛹(さなぎ)→蝶に形を変え成長すること)を身近でとらえることができました。
それは、春の花の項でご紹介しました下画像の上段で育てたビオラのプランターでした。
(上段がビオラ、下段がパンジーです。)
このビオラに5/26にたくさんのツマグロヒョウモンの幼虫が伝って、葉を食べているのが見つかりました。 いわゆる“ケムシ”です。相当な数を確認しています(17匹ぐらい)。
赤と黒のきれいな毛虫です(気持ちが悪いと思う方もいるかもしれませんね)。数が多かったこの幼虫がビオラの葉を全部食いつくしてしまいました。幼虫を優先し、ビオラの花を犠牲にしました。
卵の状態は気が付いていませんのでいつ卵を生んだかは定かではありません。
この後は観察を続け、6/8にさなぎ(蛹)となったことを確認しました。蛹の数は幼虫の数よりも少なく7~8個ぐらいしか確認できませんでした。(幼虫のうちのどこかへ移動したのか他の虫や鳥に食べられたのかは不明です)
(左が6/8に確認した蛹。 右は別の日の幼虫(上部)とさなぎに変態したばかりの蛹。大きさは3~4cm)
そして、6/17に蝶となって飛んでいるツマグロヒョウモンのオスを撮影できました。(下画像)
(6/17撮影。ツマグロヒョウモンのオス。)
ツマグロヒョウモンはメスの方が目立つ蝶で、ツマグロと言うようにツマ(=隅の方)が黒い色をしているメスはまだ画像にとれておりません。(上の小画像に昨年撮影できたツマグロヒョウモン蝶のメスの画像をご紹介します。)