板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
◆韓国は朝鮮戦争中にダグラス・マッカーサー率いる国連軍(実態は、米軍中心の多国籍軍)に、韓国軍の「戦時作戦統制(指揮)権」を渡し、その指揮下で 戦った。平時の「作戦統制(指揮)権」は韓国軍が単独行使するが、有事の際の「戦時作戦統制(指揮)権」は米韓連合司令部が掌握していて、事実上、米軍が 掌握している。
しかし、韓国民のなかでは、反米意識が強く、駐韓米軍の撤退を求める声が根強い。このため、韓国政府は、韓国軍への「戦時作戦統制(指揮)権」返還を求めた。これに対して、米国は当初、相当に悩んだ末、結局、2006年9月16日の米韓首脳会談で返還に基本合意した。
米軍将兵の間では、「韓国民を守るために朝鮮半島で犬死にするのは、御免だ」という厭戦意識がある。米国オバマ大統領は、連邦政府の財政難に伴う兵力削 減を進めており、本音では、駐韓米軍を撤退させたい。休戦中の朝鮮戦争が再開する有事の場合、韓国軍が前面に立って戦争するように仕向けてきた。そのため に米軍が持っている「戦時作戦統制(指揮)権」を韓国軍に移管しようとしてきた。
しかし、北朝鮮が核開発し、弾道ミサイル開発など軍事力を強化していることを憂慮している韓国政府は、複数回にわたり米国に要請して、返還時期の延期を 繰り返してきた。だが、米国のヘーゲル国防長官と韓国の韓民求(ハンミング)国防相が2014年10月23日、ワシントン郊外の国防総省で「定例安保協議 (SCM)」し、予定していた2015年12月から延期、韓国軍が北朝鮮の脅威に十分対応できる能力をつけるまでとし、移管の目標を20年代半ばとする」 と合意している。
◆ところで、安倍晋三首相、中谷元防衛相、岸田文雄外相、菅義偉官房長官らは、「仮想的国第1位=中国、第2位=北朝鮮」とする「安全保障法制整備関連法 案」を今延長国会で可決成立させようと血道を上げている。それだけに、今回の朝鮮半島の有事に備えた「米韓合同軍事演習」に、相当関心を持っているはずで ある。
だが、日本版NSC、防衛省・陸海空3自衛隊から緊張感がまったく伝わってこない。韓国では、「米韓合同軍事演習」に合わせて自治体や企業でも避難訓練な どが行われることになっているというのに、安倍晋三首相、中谷元防衛相、岸田文雄外相、菅義偉官房長官らは、在韓日本人の救出訓練はもとより、在韓日本人 を米艦艇にどうやって救出してもらうかについて、具体的な検討もしていない。それどころか、安倍晋三首相は8月15日午後、山梨県鳴沢村の別荘を訪れ、静 養に入った。20日まで滞在。ゴルフ三昧の生活を楽しんでいる。
日本は、韓国との政治的、軍事的関係について、「関心持たず・関わらず・介入せず」の姿勢で臨むべきだが、在韓法人の救出は、真剣に取り組まなくてはな らない。そうでなければ、何のために「安全保障法制整備関連法案」を今延長国会で可決成立させようとしているのか、訳がわからなくなってくる。本当に在韓 法人を救出する気はあるのか?
【参考引用】
NHKNEWSwebは8月17日午前11時41分、「米韓合同軍事演習 韓国で始まる」というタイトルをつけて、以下のように配信した。
アメリカ軍と韓国軍は朝鮮半島の有事に備えた合同軍事演習を17日から韓国で開始し、今月、南北の間 の非武装地帯で北朝鮮が埋めた地雷が爆発して韓国軍の兵士らが大けがをするという緊張が高まったなかでの訓練となりました。この合同軍事演習はアメリカ軍 と韓国軍が毎年、韓国で行っているもので、ことしは17日から28日までの日程で始まりました。演習にはアメリカ軍からおよそ3万人、韓国軍からおよそ5 万人が参加し、北朝鮮からの攻撃を想定して指揮命令系統の確認などが行われます。また、これに合わせて自治体や企業でも避難訓練などが行われることになっ ています。
今回の訓練について、北朝鮮は15日、国防委員会の声明を発表し、「侵略的な軍事演習を直ちに中止すべきだ」としたうえで、「訓練が行われれば、われわれ の軍事的対応も最大限に激しくなる」と警告しています。南北を巡っては今月4日、北朝鮮が非武装地帯に埋めた地雷が爆発して韓国軍の兵士2人が大けがを し、これを受けて韓国軍は先週、北朝鮮に向け、大音量のスピーカーを使って体制を非難する放送を11年ぶりに再開しました。緊張が高まったなかでの訓練開 始となり、北朝鮮の反発は必至とみられます。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「平和の党→戦争の党へ」変節=変質した公明党が、存亡の危機、次期参院議員選挙で「惨敗」が予想される
◆〔特別情報①〕
「平和の党→戦争の党へ」公明党の変節=変質に失望した創価学会員が急増しているといい、公明党が存亡の危機に晒されている。山口那津男代表、北側一雄 副代表、古屋範子副代表、井上義久幹事長、魚住裕一郎参議院議員会長、太田昭宏国土交通相らは、与党の旨味にドップリ浸かり、「A級戦犯として巣鴨プリズ ンに収監された岸信介元首相」を誇りとしている安倍晋三首相、中谷元防衛相、岸田文雄外相、菅義偉官房長官、自民党の高村正彦副総裁らに幻惑されて、「集 団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定(2014年7月1日)」に賛成し、日米安保条約第6条違反の「安全保障法制整備関連法案」に賛成し、「世界 的に高い評価」を得てきた「平和国家・日本」のブランドを貶めようとしている。「戦争の党へ」変節=変質した公明党は、2016年7月の次期参院議員選挙 で「惨敗」が予想されているだけに、これから一体どうやって生き延びていくのか?
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日時2015年8月29日(土)
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会場 小石川後楽園内「涵徳亭」(別間)
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「メシア現れ、世界経済崩壊、世界大戦争から新秩序が生まれる」
~日本政界は、安倍晋三首相自滅し、政界大編成、新政権誕生