朝日新聞2015年08月27日 22時36分 『文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」は27日、東北薬科大(仙台市)が来年4月の開設を目指している医学部の設置を認めるよう下村文科相に答申した。 31日付で正式に認可される見通し。医学部の開設は1979年の琉球大以来37年ぶりで、医学部のある国公私立大は計80校となる。 東北薬科大は開設に合わせ「東北医科薬科大」に改称し、初年度の医学部の入学定員は100人を予定している。答申では、教員の確保や具体的な収益増加策の策定など、13項目の留意事項も提示。開設後、文科省の委員会が履行状況を毎年チェックする。 医学部新設を巡っては、政府は82年から医師の過剰を招く恐れがあるとして認めてこなかった。しかし2013年12月、震災からの復興などを目的に、東北地方で1校に限って新設を認める特例措置を決定した。』
私立医科大学の新規設立は財政的にも大変な負担と思いますが、宮城県と仙台市の支援も得られたのではと思いま酢。1939年設立の北海道、東北地方唯一の東北薬科大学の歴史と伝統と東北薬科大学付属病院の長い治療実績1959年に開設され、当時、薬学系大学としては唯一の研究機関であった「癌研究所」を継承した、2006年4月に、時代の要請に応えるべく「分子生体膜研究所」の研究業績も評価されたのでは有りませんか。最新医学と薬学知識を融合した医学の真理の探究を目指す医師を送り出し、東日本大震災復興のために地域住民の皆さん方に貢献して欲しいと思います。
- 昭和21年5月1日
- 開設 (開設者:宮城県社会保険協会)
名 称:宮城第一病院(診療科 内科 病床数 15床)
住 所:仙台市名掛丁120番地 - 昭和25年 4月
- 外科、産婦人科増設 36床
- 昭和25年 5月
- 「健康保険宮城第一病院」と名称変更
- 昭和27年 7月
- 眼科、耳鼻咽喉科増設 100床
- 昭和33年 3月
- 小児科、整形外科、放射線科増設 200床
- 昭和40年 7月
- 神経精神科、皮膚科、泌尿器科、歯科増設 275床
「社会保険宮城第一総合病院」に改称 - 昭和48年 4月
- 厚生年金病院に所管換え
- 昭和49年 4月
- 呼吸器科、循環器科、気管食道科増設
- 昭和57年10月
- 現在地に新築移転
「東北厚生年金病院」に改称 350床
消化器科、神経内科、理学診療科、リウマチ科増設 - 昭和62年10月
- 健康管理部、核医学診断室、放射線治療室、
無菌手術室(クラス100)増設 - 平成 元年11月
- 医事システム
- 平成 4年 3月
- MRI棟増築 MRI装置設置
- 平成 4年12月
- C病棟増築工事竣工(150床増床)
- 平成 5年 4月
- C病棟運用開始 500床
- 平成 6年 3月
- リハビリ訓練棟増築
- 平成 9年 9月
- 災害拠点病院指定
- 平成10年 3月
- 外来棟エスカレーター設置
- 平成12年 4月
- 財団法人 日本医療機能評価機構認定
- 平成12年10月
- 救急告示医療機関指定
- 平成13年 3月
- 臨床研修病院指定
- 平成13年 4月
- 心臓血管外科増設
- 平成13年 5月
- 高次脳機能障害支援モデル事業地方拠点病院指定
- 平成14年 4月
- 院外処方箋実施
- 平成15年 7月
- オーダリング開始
- 平成16年 7月
- DPC(診断群別包括支払制度の試行的適用)開始
- 平成16年11月
- 特定集中治療室(ICU)設置(3床)
- 平成17年 1月
- 総合内科(腫瘍内科)増設。カルテ一元化実施
- 平成17年 3月
- 3A病棟(精神科)閉鎖
- 平成17年 4月
- 日本医療機能評価機構認定(更新)
- 平成17年 6月
- 分娩取扱中止
- 平成17年 8月
- 血管撮影室移動、装置増設更新(1台⇒2台)
- 平成18年 6月
- 「地域連携こども急病外来」開始
- 平成18年 9月
- ICU病棟移動・増床(10床)
- 平成18年11月
- 「地域医療支援病院」認定
- 平成19年 3月
- MRI装置更新
- 平成19年 9月
- 医事システム更新
- 平成19年 9月
- 「地域連携こども急病外来」中止
- 平成19年10月
- 放射線治療装置更新
- 平成20年 1月
- 病床数変更 486床(一般 436床、精神 50床)
- 平成20年 2月
- 「地域がん診療連携拠点病院」指定
- 平成20年12月18日
- 小児科診療休止
- 平成21年 3月
- 「宮城DMAT指定病院」指定
- 平成21年 3月
- 病床数変更 470床(一般 420床、精神 50床)
- 平成21年 4月
- 病床数変更 466床(一般 420床、精神 46床)
- 平成21年10月
- 「救急告示病院」再認定
- 平成22年 4月
- 「仙台市認知症疾患医療センター」指定
- 平成22年 4月
- 「日本医療機能評価機構Ver.6.0」更新
- 平成22年11月
- 「仙台市消防局救急活動支援医療チーム協力医療機関」措定
- 平成23年3月11日
- 東日本大震災
- 平成24年 4月
- 「薬剤師養成薬学生長期実習受入施設」指定
- 平成24年12月
- 「看護師特定行為・業務施行事業実施施設」指定
- 平成25年4月1日
- 開設者変更(開設者:学校法人 東北薬科大学)
- 平成25年4月1日
- 「東北厚生年金病院」から「東北薬科大学病院」へ移行・名称変更
教育理念 本学は自然・人文社会科学分野における真理の探究を原点に、より高度で専門的な知識と能力を培うことを教育・研究の柱としている。特に薬学は、人間とその生命にかかわる学問であり、広い視野と豊かな人間性が求められる。 本学は「われら真理の扉をひらかむ」という建学の精神のもと、薬学の教育研究を通じて、広く人類の健康と福祉に貢献することを願い、次の3つを教育理念に掲げる。
一.思いやりの心と高い倫理観をもち、専門的な知識と能力を兼ね備えた、社会に貢献できる人材を育成します。
一.真理の探究を志し、自ら課題を求め自分の力で解決できる人材を育成します。
一.友情を育み、人間形成に努めるとともに、国際的視野に立って活躍できる人材を育成します。 |
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東北薬科大学 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/東北薬科大学
東北薬科大学(とうほくやっかだいがく、英語: Tohoku Pharmaceutical University)は、 宮城県仙台市青葉区小松島4-4-1に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置 された。大学の略称は東北薬大およびTPU。
東北薬科大学
大学設置 1949年
創立 1939年
学校種別 私立
設置者 学校法人東北薬科大学
本部所在地 宮城県仙台市青葉区小松島4-4-1
キャンパス 本部(宮城県仙台市青葉区)
学部 薬学部
研究科 薬学研究科
ウェブサイト 東北薬科大学公式サイト
東北薬科大学(とうほくやっかだいがく、英語: Tohoku Pharmaceutical University)は、宮城県仙台市青葉区小松島4-4-1に本部を置く日本の私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は東北薬大およびTPU。
概観
大学全体
東北薬科大学は1939年に設置された東北薬学専門学校を前身とし、1949年に設置された。1959年に私立薬科大学では唯一となる附属癌研究所を設立(現在は発展的に解消)、1962年にはこれも私立薬科大学では最初となる大学院を設置する。
このように本学は長い歴史と伝統を誇り、東北地区の薬学教育を長年リードしてきた。現在は東北地区に4校の私立大学の新設薬学部ができたが、現在も数多くの受験生が本学を志望校として考えている。 本学の薬剤師国家試験合格率は東北地区にある6大学中(国立大も含む)1位である。薬剤師国家試験合格者の人数では、全国の薬学部がある大学の中でも毎年上位である。
建学の精神(校訓・理念・学是)
大正期から昭和初期にかけて、仙台に存在していた国立薬学教育機関が廃止されたあと、東北・北海道には薬学教育体制が存在しない時代が存在していた。東北薬科大学の前身である財団法人東北薬学専門学校(五十嵐豊吉初代理事長)は、東北地方に薬学教育機関を設立することを目的として建学された。現在でも大学の理念として「東北地方の薬学教育・研究の先導的役割」を掲げている。
医学部設置へ
2013年10月11日、医学部の設置を目指すことを発表した[1]。同大の高柳元明学長(学校法人東北薬科大学理事長)は、設置に確信を持っているとされるが[2]、宮城県が仙台厚生病院と栗原市からの協力要請による宮城大学医学部(若しくは、宮城県立の医科大学)を設置する計画を文科省に申請し[3]、郡山市の総合南東北病院などを運営する一般財団法人脳神経疾患研究所も設置に名乗りを上げていた[4][5]。
2014年8月28日、東北地方に医学部を新設する構想で、文科省の構想審査会は、同大が改称して設立する「東北医科薬科大学」(仙台市)を選定したと発表した[6][7][8]。翌15年3月31日には、薬科大が文科省に医学部の設置認可を申請した。同大の構想によると16年4月の開設をめざし、キャンパスは宮城野区に所在する東北薬科大学病院の隣接地を買収や賃借して整備。さらに、医学部の学費が6年間で3400万円となる見込みであるほか[9]、学生定員は100人、教員医師は183人の採用を予定している[10][11]。また、同年6月には医学部付属病院に必要とされる600床を確保する為、NTT東日本東北病院(若林区、199床)を取得する交渉が進められていると報じられている[12]。
沿革
年表
1939年 - 東北薬学専門学校設立。
1949年 - 新制大学へ移行、東北薬科大学設立(薬学部薬学科)。
1962年 - 大学院修士課程開設(薬学研究科)。
1964年 - 大学院博士課程開設(薬学研究科)。
1965年 - 衛生薬学科増設。
1971年 - 製薬学科増設。
2006年 - 学科を再編、六年制の薬学科と四年制の生命薬科学科の二学科体制へ移行。
2013年 - 附属病院として東北薬科大学病院(旧:東北厚生年金病院より改称)を設置[13]。
基礎データ
所在地
本部キャンパス(宮城県仙台市青葉区小松島4-4-1)
象徴
校歌は、作詞が土井晩翠、作曲が信時潔である。
創立記念日は5月20日である。
教育および研究
組織
学部
薬学部
薬学科(六年制)
生命薬科学科(四年制)
大学院
薬学研究科
薬学専攻 博士課程:4年課程
薬科学専攻 博士前期課程:2年課程
薬科学専攻 博士後期課程:3年課程
附属機関
研究所
分子生体膜研究所
ハイテク・リサーチ・センター
附属薬用植物園
研究
私立大学学術研究高度化推進事業
ハイテク・リサーチ・センター整備事業
創薬研究センター(2005年度採択)
大学関係者と組織
大学関係者一覧
東北薬科大学の人物一覧
対外関係
他大学との協定
学都仙台コンソーシアム
脚注
^ “東北薬科大が医学部構想15年度開設目途に”. 共同通信. (2013年10月11日) 2013年12月17日閲覧。
^ “東北薬科大が医学部構想 15年度にも、首相指示受け名乗り”. 日本経済新聞. (2013年10月11日) 2013年12月17日閲覧。
^ “宮城県が医学部新設申請へ 迷走の末、方針転換”. 日本経済新聞. (2014年5月30日) 2014年5月30日閲覧。
^ “郡山に医科大新設構想 市の医療グループが発表”. 日本経済新聞. (2014年4月14日) 2014年5月5日閲覧。
^ “東北学院大が医学部検討 仙台厚生病院、連携を打診”. 河北新報. (2013年12月14日) 2013年12月17日閲覧。
^ “東北医科薬科大を正式選定 復興支援で医学部新設”. 日本経済新聞. (2014年8月28日) 2014年8月29日閲覧。
^ “東北医科薬科大に医学部決定”. 河北新報. (2014年8月29日) 2014年8月29日閲覧。
^ “東北地方における医学部設置に係る構想選定結果”. 文部科学省. (2014年9月2日) 2015年4月21日閲覧。
^ “東北医科薬科大理事長ら率直に喜び”. 河北新報. (2014年8月29日) 2014年8月29日閲覧。
^ “<新設医学部>東北薬科大が設置認可を申請”. 河北新報. (2015年4月1日) 2015年4月21日閲覧。
^ “医学部の設置認可を申請しました”. 東北薬科大学 2015年4月21日閲覧。
^ “<東北薬科大>NTT東北病院を取得へ”. 河北新報. (2015年6月17日) 2015年6月19日閲覧。
^ “東北薬科大が付属病院開設へ 厚生年金病院引き取り”. 共同通信. (2012年12月11日) 2014年8月29日閲覧。
2015年08月27日 22時36分 Copyright © The Yomiuri Shimbun