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同じに見えますが花の型が3つある、ミソハギです

2013年07月10日 | 散歩(花)

今日の花はミソハギです。ミソハギは別名ボンバナ(盆花)とも呼ばれ、汚れを払う為の禊(みそぎ)に使ったとされ、祭事や盆飾りの供物を清める意味から禊萩(ミソギハギ)となり、それが転じてミソハギになったとする説が有力ですが、田の畦、小川、水路の傍などの湿地に自生する事から溝萩(ミゾハギ)が転じてミソハギになったとする説もあるようです。
今週はこの暑さが続くようです。暑ければ家にいればよい人と違い、勤め人は大変でしょうね。
私たちが背広を腕に持ち、歩いていた時は、こんなに暑くは無かったですね。

散歩の途中で知人に会い、ミソハギの花には三つの型がある(異形ずい性)と言う情報をもらいました。ネットで調べて恩田川周辺の花を調べてみると三つの型の花を見つけっる事ができました。
何故三つの型があるのかと言うと、昆虫についた花粉がちがうタ型の花だけに受粉され、 近親交配をさけて、生き残るための戦略なのだそうです。

三つの型とは?、ミソハギの雄しべは12本あるのですが、その内6本は長く、残りの6本は短いのです。

そして、雌しべの長さにより下記の三種類の花があります。

1)長花柱花(雌しべが、長い雄しべと短い雄しべのいずれよりも長い)

2)中花柱花(雌しべの柱頭が、長い雄しべと短い雄しべの間にある)

3)短花柱花(雌しべの柱頭が、長い雄しべと短い雄しべのいずれよりも奥にある)

しかし、この花を明確に分けるには花を解剖しないと無理ではないかと思います。道具も無くカッターで挑戦して見ましたがとても無理、なんとか短花柱花を解剖して撮影して確認しました。他の花は見れば分かるので諦めました。
尚、写真の矢印の色は長い雄しべ(青の矢印)短い雄しべ(緑の矢印)雌しべ(黄色の矢印)

長花柱花、明らかに雌しべが(黄色の矢印)長いのでこれは間違いないと思います。

中花柱花、長い雄しべ(青の矢印)の次に雌しべが見え(黄色の矢印)その下に雄しべがあると思われるのでほぼ間違いないのではと思います。

短花柱花、長い雄しべと短い雄しべの間に雌しべが見えず、奥に雌しべ(黄色い矢印)が見えます。

短花柱花、念のため解剖して見ると雌しべが一番奥にありますので短花柱花だと思います。