森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

トキワイカリソウ 4

2008年04月28日 | 自然観察日記
 深山にはもう一種うす黄色(白に近い)のイカリソウがあります。キバナイカリソウと呼んでいます。素人目にはトキワイカリソウの白花種となかなか区別は出来ません。それを区別するなら、この紫花種と白花種をなんとかしたほうが良いのではないとかってに思っています(もっと本質的な区別があるのでしょう)。
 美しい越後の名花ですね。
 

トキワイカリソウ 3

2008年04月28日 | 自然観察日記
 太平洋側のイカリソウがほとんど紫色ですから、越後で見たときはこの紫色の種もそれと思っていました。しかし、越冬する常緑葉があるためこれもトキワイカリソウです。色はあまり重要でなく越冬する常緑葉があるかないかが重要なのだそうです。越後では紫色のトキワイカリソウは浅い山でなく深山で時々見かけます。浅い里山は私の知る限り白一色ですね。

トキワイカリソウ 2

2008年04月28日 | 自然観察日記
 名前の通り船の「碇」を連想させるユニークな花ですね。造詣の巧みさに感心させられます。この種は、常緑の葉が冬もあり、花のこの時期にも残っています。トキワイカリソウといういわれです。太平洋側にあるイカリソウに比べ花が大きいとされます(比べたことはありません)。