森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ウスタビガの繭

2009年01月04日 | 自然観察日記
 冬枯れの林に綺麗なウスタビガの繭を見つけました。越後の雑木林にはときどき見つかるものでそれほど珍しいものではありません。
 この時期には繭の中は空っぽで、蛹は秋には羽化しています(越冬は卵で)。しかし、未だに色を失わない繭に感動しますね。なんともいえない美しさがあります。この糸で着物を作りたいと思う気持ちも分かるような気がします。でも一反を織り上げるにはどれほどの繭を集めなければならないのか・・。それはそれは気の遠くなる話です。