センダン科の植物で春は赤みがかった芽を出しますが、観賞用に植えたのではなさそうです。幹が真っ直ぐに伸び材は硬く家具材に利用されると聞きますから、そんな目的で植えられたのでしょうか。それに、かって稲を収穫した後天日干しする「はさぎ」の柱木として、真っ直ぐな幹が利用されていたことを思い出しました。私の住んでいる町内には数本見受けられます。
あまり馴染みがないかもしれませんが中国原産のチャンチンという高木が我が家にあります。どういういきさつで植えられているのか分からないのですが、先々代からあるようです。春はややくすんだ白い花を沢山散らすのと秋には小葉を落とした葉軸が沢山落ちてくるのでその存在を知る程度です。しかし、張り巡らせた根から沢山の不定芽が伸びてきていたるところに1mくらいの子株があります。刈り払うと独特な匂いを放ちますから、チャンチンの印象は強く刻印されています。好きな香りではありません。でも、葉痕は大きくしっかりしたもので印象的です。