森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ホウノキ

2009年05月11日 | 自然観察日記
 材として有用なもののようですが、里山に次第にはびこって来たような印象があります。炭焼きなどをしていた頃の林はナラの林が普通で、そこにヤマザクラやモミジの仲間が混生していた風景を想像しますが、今はホウノキが幅を利かせている風情。ホウノキの葉はカタクリなどのスプリングエフェメラルにとって有難くない存在で春の芽だしにかなりの障害になっているようです。美観も損なわれますからもう少し個体数を抑制したほうがいい状態になってきた気がします。