戸神山の中腹まではアズマネザサが生い茂る景観が続きます。少々うんざりする出だしなのですが、関東の多くがどこも同じ状態ですからここを我慢して越さないと楽しくならないと諦めて歩きます。しかし、そんな中でもよく見るとアズマネザサの隙間にはシュンランが結構見られました。早春というのもあるのでしょうがアズマネザサの根元は陽が差していて明るく感じました。ササ原の中にしっかり生活をしているというのが嬉しく強い印象を持ちました。
決して派手な花ではありませんが整った清楚な花は心から癒しを与えてくれます。里山のどこにでも見られる花であり続けてほしいと思います。少なくなったという話を聞きますが、案外こんなササ薮の見つけづらいところに生き残っているのでしょうか。