新潟には分布していない種です。宮城県以西の太平洋側と石川県以西の日本海側に分布する常緑の高木です。猛毒を持つとされる興味津々の種。筑波山の雑木林には普通に見られるのに大興奮です。ただ、手の届くところに花や葉があれば申し分ないのですが、足場も悪くちょっと手が届かない!残念。
最近までモクレン科で理解していましたが、マツブサ科に分類される種ということになっています。あまり馴染みのない花で細長い花弁が多数です。アップで写真を撮りたかったのですができませんでした。匂いがあるということでそれも嗅ぎたっかたなぁ。薄黄色の花。葉は全縁の披針形。果実は中華料理に使う八角(はっかく)に極似しているという話で、誤食する原因にもなっているようです。誤って食べると死亡する例もあるといいます。香りを放つことが大きな理由と考えますが、枝葉を仏前墓前に供えるなど身近な存在であるようですが新潟にはそういう風習がありません。