Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

ルーカスの初恋メモリー

2013-06-16 | 映画(ら行)

■「ルーカスの初恋メモリー/Lucas」(1986年・アメリカ)

監督=デビッド・セルツァー
主演=コリー・ハイム ケリー・グリーン チャーリー・シーン ウィノナ・ライダー

 14才なんだけど飛び級で高校に進学した少年ルーカスが、2つ年上の転校生美少女に恋をする。ところが彼女は、チャーリー・シーン扮するフットボール部のキャプテンに恋心・・・という三角関係青春映画。憧れ、初恋、いじめ・・・と全体的には思春期独特の甘酸っぱくほろ苦い懐かしさが漂って楽しいのだけれど、フットボール部、チアガールが学校の花形というアメリカン・ハイスクールの風潮に、思いっきり文化部系である僕はどうも乗り切れなかった。どうみても無理なフットボールの試合に彼はこだわり続ける必要などないではないか!ブラバンでいいとこみせればいいじゃん!と元ブラバンとしては思うのだが。まぁそこは一途な少年の心情を汲むとして。他人と違うことを恥じる必要などない。自分は自分、としっかりすることがよいのだぁ!っと、やっぱり根は前向きなアメリカ映画である。

 主人公をひたすら見守るブラバンのコにウィノナ・ライダー!。幼っさなーい!でもかわいい!。とロリータの血が騒いだ方々もおるのでは(笑)。ケリー・グリーンは「グーニーズ」でもそうだけど、健康的で素朴なアメリカ娘として適役ですよね。主人公ルーカスが初めて彼女をみる場面、BGMが 美しく青きドナウ ってところが魂の高揚感をベタベタに表現していてグッドでした!。エイティーズお約束の挿入歌にはダイアー・ストレイツの Walk Of Life。クレジットにはトンプソン・ツインズの King For A Day もあったが、地上波の深夜枠で観たので切られていたのかな?気づかなかった(でも内容からすればベストな選曲)。そうそう、フットボールの試合で応援するブラバンが演奏しているのが、シーナ・イーストンの Strut ってのが何とも違和感。

(2002年筆)





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