■「ブリジット・ジョーンズの日記/Bridget Jones's Diary」(2001年・アメリカ=イギリス)
監督=シャロン・マグワイア
主演=レニー・ゼルウィガー ヒュー・グラント コリン・ファース
やっと観たぁ!。「アバウト・ア・ボーイ」の英国ワーキング・タイトル製作のヒット作。原作は多くの女性から支持されているヘレンフィールディングのベストセラーだけに、イメージを崩すまいとレニー・ゼルウィガーは体重を増やして大熱演。この映画でしか見られないぽっちゃりレニーがなんともかわいい。とにかく彼女の魅力満載。さらに選曲のセンスがいいし、内容とリンクしているから主人公の心情を印象づけることに成功している。タイトルにかぶさる ♪All By Myself は特に印象的。ガブリエルの ♪Out Of Reach (名曲!)が使われるところもなかなか切なくていい場面だ。でもこの映画に本当に共感できるのはヒロインと同世代の女性たちなんだろうな。
一方、男どももなかなか好演。ワーキング・タイトル映画には、お約束?のヒュー・グラント。今回は主人公に言い寄るプレイボーイ上司に扮する。結論から言っちゃうとサイテーな男なんだけど、エンドクレジットでみせる男の情けなさがいいね。対してエリート弁護士に扮したコリン・ファースは本当に真面目で優しい男。父親役のジム・ブロードベンドも含めて、他の脇役たちも個性が強いから観ていて飽きることがない。
それにしても三十路の独身女性って、あんなに結婚を急かされ、セクハラされ続け、上司に言い寄られて、恋にしくじっても、それでも健気に頑張ってるんだなぁ。改めてそう思いました。かつて大黒摩季が ♪夏が来る でそんなオンナの心情を歌っていたけれど、あれを聴いて何言ってんだいと思っていたオトコどもは、この映画観て反省すべし。僕も以後発言に注意致します! m(_ _)m (笑)。それにしてもこの映画で最も印象に残るのは、他でもないレニーのお尻だね。
(2003年筆)
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