読了。
2013-06-18 | 読書
有川浩「図書館危機」読了。テレビシリーズの原作はこの巻まで。
過去の2冊よりも表現の自由を守ろうとする強い意志が感じられる力作。読んでいて力がこもる。
茨城県展のストーリーはアニメ版で大きな改変があるんだね。
エピソードをより増幅させて、女子寮の嫌がらせや堂上教官との恋愛ムードが高まったアニメ版とは違い、スッキリ楽しめる。
そっか、コインランドリーのシーンは手を握るだけなんだw。
巻末の児玉清と有川浩の対談がどれも素敵だ。言葉を大切にするってこういうことだよな、と思う。
児玉清は映画「図書館戦争」に亡き図書館長役で特別出演している。この原作シリーズへの愛を感じずにはいられない。
★
「図書館戦争」3作目の次に何を読もう?と考える。
そうだ、宮崎駿監督の新作を観る前に、堀辰雄の世界をきちんと読んでおこう!と「風立ちぬ」を読もうと決めた。
配偶者アミダラM「風立ちぬ、映画は観たことないの?山口百恵の・・・」
アナキン「オレを何歳だと思ってるのさ。」
アミダラ「それにしても、どうしてその文庫本なのよ。」
アナキン「え?」
アミダラ「フツーに岩波文庫とか新潮文庫でいいじゃない。どうしてアイドルがカバー写真に載ってるのを選ぶのよ。」
僕が選んだのは、AKB48の面々がカバー写真になっているぶんか社文庫版。表紙は既に卒業している小野恵令奈ちゃん。
アナキン「音楽だって、ジャケ買いするじゃん!」
アミダラはあきれた顔をして、松田聖子の風立ちぬを口ずさんだ。
明日から読みまーす。