山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山猿さんと焚き火団らん

2020-03-21 20:35:41 | 野外活動

 癌仲間の山猿さんがホンダの新車を乗ってやってきた。ステージ4の彼としては「最後の贅沢なんだ」と放言してにこやかに見せてくれたのは軽自動車ではなく5人乗りのランクルのようなピカピカの新車だった。腎臓を取ったせいか、抗がん剤の副作用か、足のむくみを気にして歩くのが大変そうだった。

 午前中は風がなかったがお昼ごろからときおり風が強くなってきた。

            

 昨年裏山の樹を伐採した残骸や畑で使い終わった支柱を燃やしていく。たびたび火の行方を確認・心配しながら燃やしていく。できるだけ燃え上がらないよう抑えながら注意する。ダッチオーブンで焼いたジャガイモをマヨネーズ・醤油・塩で食べてもらう。胃を全部取ってしまったので彼は一気には食べられないと苦笑する。

        

 二人で共通して一致したことは、菓子袋を手で開けられなくなって、ハサミで開けていることだった。高齢社会がどんどん進行していく中、きっとこのへんも改善されていく課題だと思われた。しょうがないけど、パワーがなくなってきていることは確かだ。そんな話題につい花を咲かせてしまう。 

       

 いつもは焚き火にコーヒーが定番だったが、退院数か月後の山猿さんはさすがに好きなコーヒーは辞退。持参のお茶を飲んでいた。それでもなにしろ、明るいのが素晴らしい。そしてたびたび、残されたいのちに感謝しながら生きていきたいと確認し合ったのだった。帰り際、新車に飛び乗って軽快に運転する山猿さんの元気にこちらも煽られてしまったのが快感だ。

 焚き火もチョロチョロ火力を楽しんだおかげで無事鎮火に成功。畑の残骸も少しずつ処理されていく。ついでに、遅いけれど来週から植え付けを始めるジャガイモの切り口に焚き火の灰をつけていく。    

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