
三連休に娘が来たのでいつものようにアウトドアを楽しむ。
栗のイガや引っこ抜いたモロヘイヤ・雑草を焚き火で燃やしながら、うどんを茹でる。
が、食べるものが多いので、これは夕飯にする。
畑から収穫した「万願寺トウガラシ」を七輪で焼いて、醤油とかつおぶしをかけて食べる。
シンプルだがこれが絶品。 外で食べたのもまた良かったね。
さらには、肉厚の赤魚を娘がじっくり七輪で焼く。
あまりに旨いのでその皮も焼いて全てを食べる。
先月きのこの師匠にいただいた天然マイタケを和宮様が炊込みご飯にしたのを主食とする。
それにいただいた鮎を天ぷらにして手づかみでむさぼり食らう。
また、畑から収穫した「空心菜」を味噌汁の具にする。
秋空の下で畑から友人からいただいてきた食材を食べる喜びを共有する。
家族で野外料理を堪能するのも今後そうしょっちゅうできることではない。
福島原発事故でお友達作戦としてやってきたアメリカの空母が汚染したのを知った。
汚染した海水から水を濾過して飲んだ兵士の多くが体内に放射能を取り込んでしまった。
甲板や飛行機を除染していた兵士はとくに被爆が深刻だった。
その後、9人が死亡し、400人にのぼる被爆した元兵士が裁判を起こしているという。
日本(9万人が被災でいまだ故郷にもどれない)にもアメリカにも原発の被害者がいまだ苦しんでいるのに、総選挙の争点にできないのがもどかしい。
だからこそ、おんぼろ七輪で食材を焼いていきながら食卓を囲むという小さな平和を大切にしたいものだ。
いまでは焚き火で燃やした木の炭を使っているので、炭を買う必要がないのも魅力だ。
消し炭を壺にとっておけばすぐ火が点く。
七輪文化のルネッサンスを巻き起こしたいものだ。