「第8回オールドカーin K’z ROAD」イベント会場のふれあい公園に初めて見に行く。公園入口にはさっそく「T型フォード」のトラックが特別展示されていた。アメリカがフォードシステムで自動車を大量生産していき自動車王国を席巻していく先駆的自動車だ。
「Ford」のロゴの下には「made in USA」と誇らしげに刻印されている。1908年から1927年までモデルチェンジしないで生産してきた帝国アメリカを支えたフォードだ。
そのアメリカに米日産初代社長として乗り込んだのが春野町出身の「片山豊」さんだ。かれをリスペクトする記念イベントが8回目を迎える。彼が開発したスポーツカー「フェアレディーZ」も多く集結した。
会場の乗用車のロゴデザイン「Z」に絞って集めてみたら、微妙な違いがあるのがわかった。それぞれの車本体の貴重なデザインや性能は、車に興味のないオイラの範疇外なので、まずはエンブレムデザインに限ることにする。「フェアレディ」は貴婦人、「Z」はアルファベットの最後なので「究極」を表す。
Z文字の大小、文字の中にある点は3個ありよく見ると四角型だった。また、Z文字も微妙な変化もあり、その文字の斜めの線だけ盛り上がっているのもある。輪の丸形もそれぞれ違いや装飾があり、その帯状の突起の有無も見どころだ。もちろん、背景の鮮やかな色彩もさることながら、ツルツル・ざらざらの感触も違いがある。
食べ物や自動車部品の売店も出ていたが、地元春野町からの出店が少ないのが気になる。イベントの運営に追われ、地域への波及効果や狙いまでのコンセプトがやっぱり欠落している。