わが家の駐車場近くに向かったときスタスタと逃げていく動物がいた。そのふさふさした尻尾を見たら、なんと先端が真っ白ではないか。今まで顔を見たことがあったがいつも尻尾を見逃していた。これで11年目にしてはじめてホンドキツネの全容を見たことになる。今までチラリと一瞬でしか見たことがなかったが、5月4日のブログと合わせて、野生キツネの全体像をやっと目撃することができた。後姿の逃げ足は群を作らないアウトローの余裕を感じられた。
いっぽう、先日(4月29日ブログ参照)発見したタヌキがなんと先ほどのキツネと同じ所でも再発見。こちらのほうは栄養失調なのか病気のせいなのか、痩せていてよろよろとしていた。
その後、茶畑に身を隠したようだが、逃げる気力もない感じだ。キツネの身のこなしの術やスマートな感じとの違いが対照的だった。このタヌキからは生きることの厳しさや憂いを感じてしまう。ときどき目撃するタヌキの多くは疥癬症にかかっていて痩せている。田舎より都会のタヌキのほうが元気で太っているのではないかと思われる。永田町には精力的で裕福なタヌキが暗躍しているのに、それを捕獲する機関が弱腰なのが致命的だ。