梅雨空を吹き飛ばすニュースだ!
あと一つに迫った。なでしこジャパンのW杯女子サッカー連覇。
PKで先制した日本はその後PKで同点にされ、手に汗握る攻防が続いていた。ひょっとして、延長戦に入るのかなぁ・・・と考えながらちょっと画面から目を離したすきに、イングランドがオウンゴール。時計を見ると、後半47分、プラス3分のアディショナルタイムに入ってそれも終了間際だった。勝とうという気持ちが相手オウンゴールになった劇的な一瞬だ。
佐々木監督はじめイレブンは何か"持っている"ものがある。特に今大会の勝利は凄い!としか言いようがない。
なでしこのメンバーは、インタビューを聞いていても、"全員で勝ち取った!"とピッチ上の選手だけでなく、ベンチも一体となり戦っている。勝利が決まった後、宮間主将がまずベンチに走り、控えの選手たちと喜びを分かち合っていた。
カナダから届く彼女たちのインタビューを、チャンネルを変えていろいろ見ていても、連覇という目標を定めしっかり勝ち進んでいる状況が嬉しい。
あと一勝でその目標が達成される。
だが、前回W杯での1勝があるだけで、引き分けまたは敗戦だ。それに宿敵アメリカは守りも攻撃も素晴らしいチームだ。ワンバック、モーガン、ソロ、ロイド・・・・。
決勝戦という最高の晴れ舞台で、なでしこジャパンは23人の選手(負傷した安藤選手も再合流するニュースもある)全員でW杯史上初連覇という大仕事に挑む。
『オリンピックで金メダルを持っていかれているので、ワールドカップは渡さない気持ちでやりたいと思います』宮間選手が語っていた。この力強いことばが日本時間6日朝、テレビ画面を熱くする。