江戸時代の地名(あるいは町名)が現在まで使われている例はかなりある。その一方で諸事情により改名を余儀なくされて忘れられてゆくことも多い。古文書や歴史書を読み解く上で古い地名や字がどの辺りに相当するのかを調べるのは本当に骨が折れる。
さて市内の某交差点の信号機の表示について話を進めよう。「向前地」という三文字を地図で発見したのは昨年のことである。「備陽六郡志」には「前地」が水野氏統治時代の斬罪場であったこと、近隣に火葬場が設けられていたとの記述がある。風が吹くとお城の方まで悪臭が漂うため、結局火葬場は別の場所に移されることになったという。
忌み地に関してあえて所在を伏せるような風潮を私は評価しない。存在したことを直視した上で個々が問題点などを考えればよいと思う(悪名高き団体の圧力に屈することなく)
さて市内の某交差点の信号機の表示について話を進めよう。「向前地」という三文字を地図で発見したのは昨年のことである。「備陽六郡志」には「前地」が水野氏統治時代の斬罪場であったこと、近隣に火葬場が設けられていたとの記述がある。風が吹くとお城の方まで悪臭が漂うため、結局火葬場は別の場所に移されることになったという。
忌み地に関してあえて所在を伏せるような風潮を私は評価しない。存在したことを直視した上で個々が問題点などを考えればよいと思う(悪名高き団体の圧力に屈することなく)