寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

焼き鯖煮

2008年03月31日 | 家飯

焼き鯖にして不味かったので、それを甘辛く煮たそうである。「なら最初から味噌煮にでもすればいいのに」と言いかけて止めた。調理し直しただけマシか、と思ったからだ。

料理の基本は臨機応変である。失敗を重ねながら誰しも上達する。失敗を恐れる者は永久に料理下手のままで、そういう輩に限って能書きを言うから始末が悪い。

「調味料が悪いからなんて寝言は寝て言え」だ。悪いのは手前の腕と脳みそだよ(笑)

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安眠を打ち砕いた声

2008年03月31日 | 日記
心地良い午後の眠りは長くは続かなかった。馬鹿でかい声が聞こえて目を覚ました。市議会議員に立候補している者が拡声器を使って自分に票を入れてくれと懇願しているのである。私が毛嫌いしている政党に属す人間だったので余計にむかっ腹が立った。

「誰がお前なんかに投票するか」と吐き捨てた。その後も別の候補者が車で回って来てうるさくて仕方なかった。投票日は来週の日曜だ。あちこちに支持者として勝手に名前を書かれた私だが、実際はまったく別の人間に票を入れるのである(笑)

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偽造硬貨対策

2008年03月30日 | 日記

500円硬貨の贋物は年々精巧になり肉眼では判らないほどである。これまでは専門の鑑定員が顕微鏡を覗いて偽造かどうか調べており、時間も労力もかかっていた。

この問題を解決するために、硬貨を真鍮に当て、発生する音の違いで偽造硬貨を識別する方法を開発したことをニュースで見た。

金属配合が異なると本物とは音の波長の違いが生まれることに注目し、鑑定時間の短縮を図ったということである。犯罪者を追い詰める側のやり方も着実に進歩しているのだ。

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アサリの酒蒸し

2008年03月29日 | 家飯

肉厚の身がつまったアサリ。プリプリでジューシー。これからゴールデンウィークまではアサリの黄金期である。

殻の汚れを落として水切りしておく。オリーブオイルにニンニクの微塵切りを少々入れて火をつける。アサリを加えて軽く炒めて、日本酒を注ぎ蓋をする。殻が開き始めたら火を止める。

アサリの酒蒸し

貝の旨みを堪能するには酒蒸しや汁がよい。オリーブオイルとニンニクを使ってイタリアン風にした。残った汁にお湯を注ぐと即席の吸い物が出来上がる。こうすると2度楽しめるのだ。

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醤油味の焼きうどん

2008年03月29日 | 家飯

私が家でソース味の焼きうどんや焼きそばを作ることは滅多にない。ソースに頼ると悲しいくらいに安っぽい味になってしまうからだ。

胡麻油で野菜と干し海老を炒めて塩を振る。ここにだし汁を加えて湯通しした玉うどんも入れる。手早くうどんと具材にだしを吸わせる(パスタにソースを絡める要領と同じ)

最後に味醂醤油と少量の米酢で味を調え青海苔をかけて出来上がり。シンプルな焼きうどんは実に旨い。ソースがすべてと思ったら大間違いなのである(笑)

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桜咲く

2008年03月28日 | 日記

公園の桜が咲き出した。まさに予報通りである。明日は気の早い酔客で賑わっていることだろう。ぐでんぐでんの酔っ払いを避けて午前中に花見を済ませるのが私達の流儀である。美しい桜を眺めるだけで酒は家で飲むのだ(笑)

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ジャガイモステーキ(明太子マヨネーズソースがけ)

2008年03月27日 | 家飯

ジャガイモを5mmの厚さにスライスして固ゆでにする。水気をふき取って塩を振り、サラダ油で焦げ色がつくまで焼く。明太子とマヨネーズを合わせたソースをかけて完成。

淡白な食材をこってりソースで食べる。カリカリに仕上げた塩味のきいたイモはウイスキーが進む。

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春の味(土筆)

2008年03月27日 | 家飯

新鮮な土筆(つくし)が手に入った。採るのは簡単だが、はかまを剥くのが一苦労である。幼い頃爪の先が茶色になるまでこの作業に没頭したものだった。

土筆は水洗いして泥を落とし、さっとゆでて水気をタオルで拭き取る。フライパンにサラダ油を入れて加熱してゆでた土筆を炒めて塩を振る。濃口醤油と砂糖で味を調え、仕上げに溶き卵を加えてふんわりと絡めて完成。

胞子のほろ苦さは大好きな春の味。ついつい杯を重ねてしまった(笑)

土筆の卵とじ

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中西隆紀 / 幻の東京赤煉瓦駅(平凡社新書)

2008年03月26日 | 書籍
2006年8月に発売された本だが、とても面白くて何度も読み返している。大日本帝国の威信をかけた東京駅(辰野金吾設計)が完成するまでに紆余曲折を経て鉄道路線が整備されていく過程を詳しく説明した力作。

経営不振に陥った多くの私鉄路線を吸収、国有化することによって現在の山手線、総武線の原型が作られたことは注目に値する。明治15(1882)年から東京馬車鉄道会社が営業を開始し、多くの乗客を運んでいたくだりは非常に興味深い。

馬がレールに沿って客車を牽いたので、街は人力車、馬車、人が溢れて大変な混雑だったという。馬の垂れ流す糞尿で雨の日などは物凄く臭ったことが分かり、苦笑を禁じ得ない。

樋口一葉や寺田寅彦の日記にも馬車鉄道は出てくる。一葉が病没する明治29(1896)年は馬車鉄道の全盛期に当たることをこの本で知った。

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食べ物の腐敗

2008年03月26日 | 家飯
塩分の低い煮物などを火を入れずに丸一日放置すると腐るようになった。冬から春に季節は移ったのだ。そろそろ冬の感覚を改めねばと思った。すぐに食べない場合は冷蔵庫へ入れるように心がけよう。

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レトロくじら入りソーセージ(マル幸商事株式会社)

2008年03月25日 | 家飯

下関土産である。オレンジ色のフィルムを纏った肌色の魚肉ソーセージは子どもの頃よく食べた。外観は昔のそれと変わらないが、切断してみると中にコンビーフ状のミンククジラの肉が入っていることがわかる。若干味付けも濃い感じがする。

そのまま食べたのでは芸がないのでブロッコリーと一緒にオリーブ油で炒めてみた。味付けは塩、コショウそして日本酒。懐かしい味を楽しみながら黒ビールを飲んだ。

ソーセージとブロッコリーの炒め物

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九州鉄道記念館

2008年03月25日 | 

九州鉄道記念館は門司港駅のすぐ近くにある。黒い蒸気機関車が私達を迎えてくれた。実物の車両を間近に見られるのが非常に嬉しい。特急や寝台などは中に入って座ることもできる。鉄道好きの子どもは大喜びしている。

博多⇔新大阪を走った月光

世界初の電車形の寝台特急(月光)は陳腐な座席である。寝室の造りを見て時代を感じずにはいられなかった。ひどく狭くてとても安眠などできるものではない。ウトウトしながらゴトゴト揺られて昔のサラリーマンは出張していたのである。

本館のマニアックな展示を見て土産を買ってレジに行くと雨音が聞こえてきた。とうとう本降りになったのである。子どもを乗せて走っていたミニチュア車両が収納庫に入って行った。

木造三階建の巨大な三宜楼

三宜楼(かつての料亭)のある辺りをぶらつく予定を取り止めざるを得なかった。私達は足早で駅に戻り、発車寸前の赤い電車に飛び乗ったのである。

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悪天候の門司港

2008年03月24日 | 

「やれやれ、すごい人だ。小雨が降ってきたし、止めて帰るか(笑)」

「馬鹿野郎!止めてどうすんだよ。あれを見たいって言ってたじゃないか。行くぞ」

栄さんに喝を入れられて門司港行きを承諾した。次の便に回されるのを覚悟していたが、乗船できた。関門連絡船内はギュウギュウ詰めで息苦しいほどである。対岸へは5分で着いた。

関門連絡線で門司港に到着

街の看板であるJR門司港駅

先ずはJR門司港駅(九州最古の駅)に向かう。駅前で2台の人力車が客を待っていた。筋肉質の車夫が「お客さん、これに乗って観光しましょう」としきりに勧めてくる。これをあっさり無視してレトロな駅の便所に入り汚水タンクを空にした。

「バナナの叩き売りの発祥地は門司なんだ。知ってたか」

「ほー、そいつは初耳だ。道理で彼方此方にバナナが置いてある訳だ(笑)」

貯水タンクを空にした私達は旧門司三井倶楽部などの古い建物を見て目的の場所を目指した。今にも土砂降りになりそうな濁った空が私は気になっていた。

旧門司三井倶楽部(1921年誕生)

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