寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

ハモの子の塩辛

2008年04月30日 | 家飯

血抜きしたハモの真子に薄塩をあて、刻んだ出汁昆布を加えて日本酒を少々振りかける。冷蔵庫で3~4日寝かせるが、途中2度軽く混ぜる。長期保存が目的ではないので塩はあくまでも控えめに。

真子を出汁で炊くとどうしても舌にざらつきを感じてしまうが、塩辛にはそれがない。一粒一粒がプチプチと弾ける。淡い旨みにはまり酒が止まらなくなるのが玉に瑕かな。

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気まずい思いもやむを得ず

2008年04月29日 | 日記
朝早く知人から電話があった。

「筍を掘ったんじゃが、食べるか」

「悪いが、要らんわ。もうえっと(=仰山)食うたから。見とうもないのが本音よ」

「ほうか。ほんなら他所にまわそう」

「すまんね」

こうして筍は断ったのである。しかし安心はできない。この種の電話が続くのは毎年のことだから。

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ゆうちょICキャッシュカード

2008年04月28日 | 日記
ゆうちょ銀行から新しいキャッシュカードが届いた。緑を基調としているのは若葉(新生)を意味したものだからだろうか。お世辞にもセンスがいいとは言えない。

このICカードには本人の静脈パターンを登録できるということだが、私は行うつもりはない。某銀行で似たようなものを作って懲りているからだ。

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突然変異

2008年04月28日 | 日記
昨晩のニュースで黄金色のヒラメを目にした。何らかの原因でメラニン色素が抜け落ちたということだったが、突然変異の一種だろう。あの体で生き残れたのは砂に潜る性質があるためか。

私は珍しいヒラメから錦鯉の起源を思い出した。黒鯉が突然変異を起こしたものをかけ合わせて作られているのである。偶然の産物を高級な観賞魚にした人間の知恵と欲望には恐れ入る。

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ハモの子の煮物

2008年04月27日 | 家飯

真子は十分に血抜きを行ってから湯引く。驚くほどたっぷりの脂が浮かび上がる。花開いた子をザルに移して水気をよく切る。

行平鍋に酒とだしを入れてハモの子を煮る。アクを取って針生姜を加え、薄口醤油と少量の味醂で味付けする。このまま冷まして味を含ませる。

品のよい旨みに溢れる象牙色の真子をアテに日本酒を飲むと本当にくつろぐのだ。

ハモの子の煮物

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筍とベーコンのスパゲッティ

2008年04月27日 | 家飯

オリーブオイルで先ずベーコンを炒める。続いて下味をつけた筍を入れてベーコンの旨みをコーティングする。そこへ粗微塵にした木の芽を投入し、パスタのゆで汁をお玉1杯分加える。

ゆで上がったスパゲッティと上記のソースを絡めて完成。簡単でそこそこ美味しい。筍の代わりに旬のゆで野菜(春キャベツやアスパラガスなど)で作ってみるのも面白いだろう。

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ハモのスタミナ丼

2008年04月26日 | 家飯

ハモの肝と真子は血抜きをしてから霜降りにする。下処理を行った臓物をだしで煮て薄味をつけておく。

丼鍋に煮汁を入れて玉ねぎに軽く火を通す。続いて肝と眞子を投入し、卵でとじる。半熟が目安である。

真子は舌の上でホロホロとほぐれて上品な味だ。ねっとりとした肝の旨さは感動的ですらある。ブロイラーのレバーなどはこれと比べれば下の下だ(笑)

ハモの臓物は侮れないのだ。浮き袋(笛)までつけてくれる魚屋がこちらではあまりないのが残念だけど。

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ハモの内臓

2008年04月26日 | 食材

ハモを市場で見かけるようになった。身の方はあと2カ月くらい経って食おうと思い、脇にあった内臓の方を買った。肝と真子である。

魯山人が言ってるようにハモは身だけでなく内臓もおいしい魚だ。内臓を使った料理だけでも山ほどある。この話はまた追々と‥‥

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マゾヒズム

2008年04月26日 | 外食

本日の毎日新聞の余録に山本夏彦さんの一文が引用されているのを見て思わず笑った。

寿司屋や天ぷら屋の客は、その店が高級になればなるほど、職人にへいこらする。まるで職人の方が主人で客が奉公人みたいである

実に的を射た表現である。横柄な職人が猿回しでアホな客が猿と言い換えることもできる。こういった客にはマゾ気質が先天的にそなわっているのではないかと思う。

いいかげんな評論家の発言に踊らされるようではまだまだ子どもだ。自分にとっての名店は自分の金と足と勘を使って探すしかない。職人がいい顔をしてしており、能書きを言わないというのは絶対条件である(笑)

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筍三昧を通り越して筍地獄に

2008年04月25日 | 家飯

1週間近く筍を食べ続けると流石に飽きてくる。ありがたいと手を合わせていたのが「またかよ」と言うようになるのだ。漸くストックが消える日がやってきた。

最終料理は筍入り肉団子の煮込み。苦肉の策で賽の目に切った筍をミンチと練り合わせて丸めて油で揚げ、野菜と一緒におでんだしで煮込んだらしい。薄味のため煮汁に水溶き片栗を入れて餡かけにしている。

食い終えて家族一同ほっとしたところへ予期せぬ訪問客が。袋を提げているのを見て「まさか」と思った。覗いている穂先から中身が何であるかを悟った。渋々受け取った私の顔は強張っていた。

明日から筍地獄である(苦笑)

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ホタルイカ

2008年04月25日 | 食材

なんとも愛らしい姿である。ホタルイカはゆで方が難しいと聞く。しょっぱすぎてもダメだし、水っぽいのも間抜けだ。その塩加減がプロの腕の見せ所と言える。

プロが湯がいたのは、やわらかくてワタがほんのり甘い。そのまま食べても十分おいしい。酢味噌をつけるといくらでもお腹に入る。

食べる前はちょっと可哀想なんて気持ちもあったのに。人間とは誠に残酷で得手勝手な生き物である。

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酒に浮かぶ異物

2008年04月24日 | 日記
オールドファッションドグラスに原酒を注いだところでSHINE ON YOU CRAZY DIAMOND PART6-9が終わった。CDを入れ換えて戻ってくると琥珀色の液体に黒点が見えた。何と小バエが溺死していたのである。

おいおい、ハエのエキスは要らんぞ。甘い香りには御用心…

箸の先にハエをのせて取り除き、ティッシュペーパーに包んでゴミ箱に捨てた。シャープな切れ味のCONSTIPATED DUCKを聴きながら濃い酒を舌で転がした。気のせいか少し苦いように感じた(笑)

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筍丼

2008年04月24日 | 家飯

筍の煮物がなかなか無くならない。という訳で今日も筍料理である。用意するものは煮含めた筍とその煮汁と生卵、そしてあれば木の芽も。

行平鍋に煮汁と食べやすい大きさに切った筍を入れて温め、溶き卵と木の芽を追加し、半熟状態で火を止める。これを熱々のご飯の上に移して完成。

サクサクの筍にトロトロの卵が絡み、木の芽の軽い刺激と芳香が口中に広がりご飯が進む。春らしい簡単な丼である。

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北海道厚岸湾のニシン漁

2008年04月23日 | 日記
ニュースを見て驚いた。実に34年ぶりの大漁で1日の水揚げ量が昨年の漁獲高(20トン)を上回る日もあると報じていた。

ニシン御殿が建ったはるか昔のことを思い出して感慨深かった。しかし、このニシンはどうやって食べるのだろうか。

マリネや燻製くらいしか縁の薄い私には思いつかなかったのである。

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