寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

JEFF BECK

2005年03月31日 | 洋楽
本屋から「beatleg入荷しました」との電話があった。取りにいくと表紙がJEFF BECKでびっくりした。最近はいろんな音楽雑誌のカバーを飾るようになって嬉しい限りである。このギター馬鹿のステージを私が初めて観たのは1999年のことであった。

フェスティバルホールのチケットを取り損ねてがっかりしていた私に友人は『追加が決まったみたいだ』とわざわざ電話をかけてくれた。なんとかそのチケットは入手することができた。後から考えるとこれが正解だったのだ。


よくもあんな小さな会場でコンサートを開いてくれたものだと思う。私は幸運にも間近で見ることができた。立見ということもあって会場は異様な熱気に包まれていた。大音量の「BRUSH WITH THE BLUES」を聴いて感動した人は多いだろう。あのテンションの高さは翌日にはなかったそうだ。

この日のブートを聴くと、この曲が終わってから『ええぞ~!』とアクの強い関西弁で連呼している男がいるが、決してアホではない(笑)。私も心からそう思ったのだから。曲芸のオンパレードに釘付けとなった記憶がよみがえってくる。
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食味風々録 / 阿川弘之

2005年03月30日 | 書籍
しょくみぶうぶうろくは2001年1月20日発行(新潮社 定価1700円)となっている。作者は旧制広島高等学校の卒業生でおいしいものが大好きな人である。この本のことを私は【魯山人味道】と同じくらい高く評価している。料理馬鹿(笑)ならばこの面白さがわかるはず。

「鯛の潮汁」というエッセイは出色のできである。締まりのない養殖鯛の刺身へは容赦ない評価をつけており、同郷人として同感せざるを得ない。目の上にブルーのアイシャドウがある天然鯛の味を知っている者ならば関東の料理屋で鯛を注文することはなかろう。

「味の素」も笑える題材になっている。彼は少しくらいは使ってもよいとの意見を示している。私はさすがに肯定派ではないが、モヤシのナムルを作って『どうもうまみが足りない』と思う時にはパラパラ振ったりもしている。すると妙に〝いい味〟になってしまうのだから、正直まいる。
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方言

2005年03月30日 | 日記
上方食談(石毛直道 著)を読んで、『その通り』と相槌を打った。関東では塩分が高いことを「しょっぱい」と言う。北関東の連中がこの表現を多用することに違和感を感じたものだ。西日本では通常それを「からい」と表現する。おそらく「塩辛い」の略だと思う。「この料理、しょっぱい」とは私は言わない。この本で書かれているように普通に『この料理、からすぎる』と言う。西日本と東日本との表現の違いをうまくとりあげた例である。
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無駄遣い

2005年03月29日 | 洋楽
この数年、私は海賊盤(ブート)をあまり買わなくなった。2chでも話題になることが少ない。それ位購買層はシビアになっている。インターネットが普及し始めた頃は「煽り」も効果をあげていたが、今ではその手法は業者にとって大きなマイナスになりつつある。「限定(ナンバリング)」に対する冷ややかな視線が一方にあることは間違いない。ヤフオクでの中古の価格操作も白けムードに拍車をかけているように私は思う(笑)。
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海賊盤

2005年03月19日 | 洋楽
いかがわしいモノを買い始めてもう20年近くなる。西新宿で大っぴらに売られている裏モノは決して安くない。CD2枚組が6800~8000円である。1993年からの約7年間は馬鹿みたいに金を使っていた。インターネットの普及によって音質などの情報が容易に手に入るようになり、私の収集熱は一気に冷めた。

この大不況でコレクターの財布の紐はかたくなっている。魅力のない音源に大枚を叩ける人はそうそういない。だから業者も必死である。変なモノを出せば、2chでボロクソに叩かれる。金額に見合った内容を求める人が増えたのは事実である。

ヤフオクでは安価なコピー音源(CDR)を大量に提供する者まで現れ、戦国時代のようになっている。私はこの手のモノをあまり買ったことが無い。こういうつまらないプライドだけは何故か残っているのだ(笑)。
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野外コンサート

2005年03月17日 | 学生時代

白竜湖グレイトジャズフェスティバル’90は実にいいものだった。渡辺貞夫、山下洋輔、坂田明(私が卒業した学部の先輩)、金子飛鳥などなど、出演者がすごい。私は隣人のO君にさそわれ、一緒に見に行くことにした。渡辺香津美BANDが参加すると聞き、飛びついたのだ。

西条から友人のアトレイに乗り込み、賀茂郡大和町へ向かった。8月4日はいい天気で、胡坐をかいて飲む生ビールがうまかった。香津美先生の演奏に痺れ始めた頃に、雲行きが怪しくなり、どしゃぶりとなった。カサも持たずに出掛けた若者は当然ずぶ濡れになったが、高度な演奏に圧倒されて文句を言う余裕などなかった。

この模様はBS2で放送された。正月にO君から当時の映像(DVD-R落とし)を譲り受け、あの夕立の様子を確認することができた(笑)。終演は23時を過ぎたのであろう。車の中では感動のあまりお互い口をほとんど聞かず、暗闇をひたすら突っ走ったことを鮮明におぼえている。
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万博

2005年03月16日 | 日記
定時で退社。机の上に楽天チケットの大きな封筒が置かれてあった。愛地球博の入場券(1割引き)を購入したものの、ほんとに行けるのかどうかもあやしい。名古屋という街は全くと言っていいほど知らない。だから遊びに行くついでに万博も見ようかと思っただけなのである。
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不要ブツ?

2005年03月05日 | 洋楽

このCDを聞くのは何年ぶりだろう。なぜ売り払わなかったのか不思議なくらいだ。ジャケットが気に入っていたわけでもないのに。

1974年12月5日のロンドン・ハマースミス・オデオン公演を完全収録した非合法のブツだが、DISC1の大部分は昨年日の目を見ることになった。クラプトンのしみじみと語りかけるかのようなヴォーカルはいい。

DISC2ではアンコールで飛び入りしたロン・ウッドが『ピート・タウンジェント!』と紹介される。これは確かに笑える、この一点に私は存在価値を見い出していたのかも。コレクターの悲しい性だ。
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続 Trade Mark

2005年03月04日 | 洋楽
真偽のほうは確かめようがないが、1995年の途中からステッカーのデザインは変わった。長い間、棚の肥しとなっていたある海賊盤を探し出し、そのことを確認した。


画像はCDを収納する紙製の袋である。撮影は主目的ではない、聴くついでにやったまでのこと。
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Trade Mark

2005年03月03日 | 洋楽
1995年3月20日。私は台北の空港にいた。帰国の途に着く直前、衛星放送を見て首都がとんでもないことになっているのを知った。

忌わしい事件を引き起こした宗教団体のトレード・マークはどこかで見たおぼえがあった。それが海賊盤のステッカーと酷似していることに私は気付いた。このレーベルのデザインが変わるのは1995年、おそらく事件後であったと思う。


数年前、裏事情に精通するレコード屋の主人にこの件について尋ねてみた。『あの団体と関係があったんでしょうか?』「・・・何の関係もなかったと思いますよ・・・」との返答。聞いてはならぬことだったのだろうか。
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