寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

潮干狩りの思い出

2007年05月31日 | 日記

幼い頃、家族四人で潮干狩りに出かけるのが大きな楽しみであった。五月の連休前後に潮の良い日を選んで、泥んこになって暗くなるまでアサリを掘った記憶がある。30年以上も前は大アサリがたくさん取れた。オオガイやモガイも時々出てきた。バケツ2杯分になった時点でお開きだった。

母は泥を吐かしていないアサリで酒蒸しを作ってくれた。ジャリジャリするのも気にせず、手づかみでかぶりついた。あの天然の旨味の濃さを今でも忘れることができない。大アサリを買い求めて再現を試みるが、全然ダメだ。

排水で海が汚れ、モラル無き民が根こそぎ獲った結果、今では稚貝をまいて養殖する以外に手が無い状態である。欲望のしっぺ返しは痛烈だ。

再現不可能な味

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サトちゃん

2007年05月31日 | 日記

サトウ製薬のマスコット・キャラクター。象は健康と長生きのシンボルだとか。マリナーズのユニフォームを着たサトちゃんは愛らしい。

最近ナイター中継をまったく見ていない。子どもの頃、あれほど夢中になっていたのに。飛び抜けて強いチームが無くなり、スーパースターがアメリカへ活躍の場を移し、面白みが半減したのが大きな理由だ。

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アームズ・コンサートでの大醜態(ジミー・ペイジ)

2007年05月30日 | 映像

1983年12月初旬に行なわれた公演のブート映像をYou Tubeで見ることができる。ヤードバーズの歴代ギタリストが一堂に会する点では貴重である。

ギブソンSGダブルネックを持ったペイジはインストの「天国への階段」を披露する。明らかにヤク中症状が出ており、汗だくである。自分の世界に入り込み、鼻水、よだれをダラダラと流して、ヨレヨレの踊りまで見せてくれる。目をそむけたくなる場面だ(笑)

分厚い唇を尖らせて弾くギターソロは無茶苦茶で、今にも失禁しそうな旧友を横から眺めたクラプトンが苦笑するシーンは本当に泣ける。

アームズ・コンサート(裏版)での三人を動物に例えてみよう。
ジェフ・ベック…獲物を狙う狼
エリック・クラプトン…痩せたドーベルマン
ジミー・ペイジ…脚を骨折して死を待つ駄馬

その後ペイジはライブエイド、アトランティック・レコード創立40周年記念コンサートでも醜態をさらし、過去の人となり、私の中で再浮上することは無かった。悲しい現実である。

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ネブト(後編)

2007年05月30日 | 食材

円板状に整形したネブトを低温のサラダ油でゆっくり揚げる。膨らんで上に浮いてきたら出来上がり。

熱々の天ぷらにかぶりつく。見てくれは悪いが、素朴な美味しさがある。家庭料理のすばらしさは旨過ぎない味にあると私は思う。

料理屋のおっさんが、がむしゃらに作った過ぎた味疲れるし、飽きるのだ。これに対して優しい味は人間の精神にもよい影響を与え、結果としてクリエイティブな仕事ができる。

過ぎたるはなお及ばざるが如し、である(笑)

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ネブト(中編)

2007年05月29日 | 食材

ではネブト天(ぷら)の話をしよう。ネブトは小骨の多い魚であるから、出刃包丁でコンコン叩いて細かくする。

擂り鉢に移し、塩・山椒少々・卵白を加えて、擂り粉木で丁寧にあたる。プルプルの状態にしてから、ごぼうのささがきも追加。

両手にサラダ油をつけて円板状に整形する。冷蔵庫に入れてしばらく寝かせておく。

揚げる前のネブト天

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ネブト(前編)

2007年05月29日 | 食材

瀬戸内の小魚。地方によって様々な呼び名がある。淡路でも同じ言い方だ。頭に石があるので、これは捨てる。頭とワタを除くと歩留まり50%くらいだろうか。

軽く粉をつけてから揚げにしたものはこれからの時期、最も人気がある。このから揚げを三杯酢につけて保存食にすることも多い。

私は気分がのると、摘み入れ(つみれ)や天ぷらに加工する。手間をかけて美味しいものを食べるのだ。小料理屋でも出すところは少ない、粗利の取れない隠れメニューでもある。

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野崎洋光が教える初めての料理

2007年05月29日 | 書籍

2006(平成18)年11月1日第1版発行、秀和システム

日本料理の基本を簡潔に説明した良書である。嫌味な薀蓄を排除して理論的に分かりやすく語っている。見てくれ重視の薄っぺらい京都料理へは辛辣な意見を述べる、一本筋の通った男である。前書きからは素直な人間性が伺える。

家庭料理は、料理屋の料理ではありませんから、材料や盛りつけに凝るなど、細かいことにこだわる必要もありません。
ここでは目安としての分量を明記しましたが、参考程度に確認すればいいと思います。

料理はコツとなる基本をおさえてしまうと、応用もできるようになる。
一度は真似をし、自分なりに取捨選択しながら活用すればいいと思います。
あとは自由に、自分らしい料理を楽しんでください。

バランスの悪い外食を続け、命を自ら縮める、常に受身のおっさんにぜひ読んでいただきたい(笑)。家庭の食事を疎かにする男は得てして仕事もできないのだ。

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かきつばた

2007年05月28日 | 日記

水湿地に群生する清楚な花。古くから日本人に愛されている。

花言葉…幸運は必ずくる

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nanacoカード

2007年05月28日 | 日記

散歩の帰り道、セブンイレブンに寄った。nanacoカードを受け取り、とりあえず1000円チャージしておいた。初めての買い物から3日後に200ポイント入ってくるようだ。

デザインはもうちょっとオシャレにすればよかったのに。まぁ、ローソンのポイントカードよりはマシだが…

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ごぼう

2007年05月27日 | 食材

クセの強い野菜である。だから好きだ(笑)。泥つきのごぼうをタワシで洗い、ささがきにする。次に水にさらしてアクを抜き、ザルにとる。

行平鍋に胡麻油を入れて加熱してささがきごぼうと人参を炒める。砂糖と醤油を加え味をつける。仕上げに白胡麻をパラパラと振る。

ビールの友としてもよし、ご飯との相性もバッチリ。おまけに腸の掃除までしてくれる。長生きしたい中高年はもっと野菜を摂取しよう。

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ゲンチョウバター焼き

2007年05月27日 | 食材

ゲンチョウの別名‥シタビラメ、ウシノシタ、クツゾコ、ゲタ。名前を聞いただけでどれくらいの位置付けかわかる。私の祖母は「病人魚」と侮蔑的な表現を使っていた。食の細くなった病人に蛋白源としてタダみたいに安い、身のやわらかい白身を食べさせる、そんな意味合いだろう。

高慢ちきな豚仏人がシタビラメのムニエルを高級食材としている。臭みをバターの香りで消し、こってり感を出し、更に小骨まで食べさせる技法としてはある程度評価できる。

しかし、所詮は外道、持ち上げる必要のない食材だ。同じ底物でもカレイなどは格の違いを見せる。味に品がある。クソみたいな食材でべらぼうな金を取るやり方には京都人との類似点を見い出せる。

性根の悪さ、吝嗇、世間知らず、プライドだけは高い田舎者‥悪口は永遠に続きそうだ(笑)

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コハダ

2007年05月26日 | 家飯

地元ではヌメゴチと同様に外道扱いである。大阪で修行した寿司職人は私に次のように教えてくれた。

「コハダ置いても売れんけーね。この辺の人は食わん。だから代わりにママカリなんよ」

商売にならないネタ。関東ではあれほど人気があるのに‥‥食文化の違いとは面白い。

たまにコハダを握ってもらうことがあっても、この地で満足したためしはない。おいしいコハダは上京しなければ口に入らない。

酢と塩で〆たコハダに胡瓜と茗荷を添える。汗をかいた日にコハダをアテにビールを飲むのが好きだ。外道も調理次第で逸品に変わる。昔の人の知恵は決して馬鹿にできない。

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THE ROLLING STONES / THE LOST MILLARD MASTERS

2007年05月26日 | 洋楽

ガタがきたSANSUIのアンプのボリュームを上げる。ファンファーレに続いて、人をおちょくった“HONKY TONK WOMEN”のリフが始まる。大歓声を聴いてると自分も会場にいるような気分になる。隠密録音名人のマイク・ミラードに感謝・感謝・感謝。

ミック・テイラー脱退後、ロニーがゲストとして参加。結構弾きまくっており、現在の彼とはまったく別人である(これは頁も同様w)。

この北米ツアーの演奏からは独特の粘っこさを感じる。20代の頃はその魅力が理解できなかったのだが、今の自分には許容範囲である。

“STAR F☆CKER”“HAPPY”“IT'S ONLY ROCK'N ROLL”などの気だるいノリが快感なのかも。疾走感溢れる曲で攻める全盛期のLED ZEPPELIN(1970~71年)もいいが、1975年の時点ではこちらに軍配が上がる(笑)。

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牛ハツの炒め物

2007年05月25日 | 家飯

ハツ(心臓)は脂が少なく、火を通すとコリコリとした歯応えが楽しめる。ハツに強めの塩とコショウを振り、アスパラとエリンギと一緒に炒める。

ビールもご飯もすすみ、体重が…それは気にせず、平らげた。50%引きの食材でも舌を十分に満足させてくれた。

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一流料理人に教わる究極の一品(白いご飯)

2007年05月25日 | 食材

明日から使える仕事術スペシャルの録画は役に立っている。住吉アナは自分にもできるような究極料理を教えて欲しいと徳岡邦夫氏に頼む。そこで料理人は白いご飯を炊くことにする。

非常に驚いたのは、米は“研がない”ことだった。水を入れてなでるようにかき回し、米粒が割れないようにすると、炊きあがりの食感が違うと言っていた。

熱々のごはんを食べた住吉さんは感情的にこうコメントした。
「いい香り…全然違う…感動して泣いちゃう…日本人に生まれて良かったです」

彼女の大きな瞳からは涙が溢れていた。いささか出来すぎの感もあるが、ポイントを上げたのも事実であろう。徳岡流でご飯を炊くと本当においしく、びっくりする。

手間をかけることは愛情をかけること 徳岡邦夫

ええ言葉やね。


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