本日、。
今日は、22℃と物凄く温かい一日でした。
松本市に出かけると、松本城のお堀の桜は満開でした。
うちの畑は、あと2週間ほど後になりそうです。楽しみです。
先日、友人から興味深い質問をいただきました。
これから畑でなかった場所に、野菜を育てる参考になると思います。
**********************************
Q.質問させて頂きます。
家を作る際にでた土などを盛り上げたような土地を借りたのですが、始めのアプローチに迷っています。
雑草は生えているのですが、土の表面が黄色く、5センチほど下の黒い土もカチカチで 鍬も振り下ろさないと入りません。野菜を作っていた形跡もありません。
米ぬか・油粕をまくか、堆肥をいれて有機農法的にやるのかと思ったのですがいかがでしょうか?
もし堆肥を入れるなら畝たてと同時に耕運した方が良いでしょうか?
せっかく借りることが出来たので野菜を作りたい!と思うのですがちょっと畑っぽくなくて今日は何もせず帰ってきてしまいました(笑)。
写真なしでわかりにくいかと思いますがアドバイスお願いします。
*********************************
A.いい質問だと思います。
私も以前は、自然のままがいいと思って、草の生えない場所で、そのまま無肥料・自然農をやって野菜にかわいそうなことをした経験があります。
畑でなかった場所で、自然農で野菜を栽培しようと思うと、なかなか野菜が育たない。
そこで、野菜を育てる1カ月前に、次のような事を行っておくと育てやすくなります。
まずは、野菜を育てる環境を作ってから、野菜を育てながら、土を育てることをお奨めしております。
草が生えるようになったら、3年位で肥料も耕しもせず、草を刈って敷きながら育てることで、どんどん土は豊かになっていくからです。
1)そこで、まずは草が生えていないことを逆手にとって、耕します。
※草がある場合は、地上部の草を刈ってから耕します。
2)全体を耕し終わったら、畝立てをします。
3)上に載せた土と下の土が馴染むように鍬で耕します。
徹底的に耕すことで、土が柔らかくなり、それに合った草が生えてきます。
つまり、草を生やすために耕します。
4)熊手で、大きな根や石、をどかします。
ギシギシやヨモギ、セイタカアワダチソウなど根で増える、畑になりにくい草の根も移動させます。
小さな石は、排水良く、ミネラルたっぷりということもありますし、石はいいものです。
さて、ここで3種の神器のご紹介です。
まずは、畑でなかった場所に必要なものは、
「土の中の生きもの」→落ち葉などの完熟堆肥。
「土の中で過ごしやすい環境」→クン炭。
「土の中の生きもののエサ」→米ぬか・草の根。
5)まずは、完熟堆肥を地表に撒きます。
堆肥には、たっぷりの微生物や土壌生物がいます。
6)次に、もみ殻で作ったクン炭を撒きます。
どちらも下の土が見えなくなる程度です。
炭は多孔質で、微生物をはじめ草の根など生きものが住みやすい環境を整えてくれます。
7)ポイントは、熊手で表面の土と浅く混ぜます。
森の樹の下の落ち葉の層も、5~10cm程度の浅いところに生きものが集中しています。
けして深くまで耕さないのが大切です。
8)次に、米ぬかをうっすら撒きます。
ポイントは、栽培の1カ月前に米ぬかを撒くことです。
できれば、秋のうちにやっておくのがベストです。
9)次に、軽く表土と米ぬかを混ぜます。
米ぬかは、そのままでは、雨をはじき、馴染まないので、そうします。
一番最上なのは、その上に草やワラでマルチしておくことが望ましいですが、
最初は草も、ワラもないので、土と馴染ませるんです。
10)ここで余談です。私のやり方では、通路の真ん中に緑肥を撒きます。
主に、エンバク、オーチャード、イタリンライグラス、赤クローバー、クリムソンクローバーといった、イネ科、マメ科を混ぜて蒔きます。
こうして、出来た畝を1カ月以上放置しておくのもいいですが、
もっといい方法があります。
ハコベの移植です。
11)驚かれると思いますが、草を畑に移植します。
ハコベが生える畑は豊かな畑です。
そこで、豊かなハコベを根ごと土ごと移植してしまいます。
こうすることで、ハコベの根と一緒に土の生きものも引っ越してきます。
なぜだか分りませんが、ハコベを移植すると草が生えない畑に生命が増えます。
是非だまされたと思ってやってみてください。
どんなにいい土づくりをしても、生きた草がないと畑になりません。
是非、やってみてください。
何かご質問があればコメントにください。よろしくお願いいたします。
一か月後に、育ちやすい野菜を育ててください。
おすすめは、エダマメ、ミニトマト、ジャガイモ、ラディッシュ等がお奨めです。
***********************************
◆◇◆次回は、4月14日(水)NHKカルチャーの『無農薬家庭菜園の法則』の日です。
ジャガイモの植え方、石灰を使わない土づくり、夏野菜準備など盛りだくさんです。
◆◇◆
※単発参加も可能です。
『美味しく簡単にできる無農薬・家庭菜園の法則』
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
講師: 自給自足Life代表 竹内 孝功
***********************************
【先着2名様】追加申し込みのご案内『あずみの自然農塾2010』
今回は、残念なことに怪我で急なキャンセルもあり4月からの追加募集を行います。
もし4月~12月を信州安曇野で、自然農を体験してみたい方は、
以下のサイトから募集要項をご記入の上、メールでお申し込みください。
〆切4月10日まで(4月からのご参加になります。)
http://www.ultraman.gr.jp/sizennou/2010azuminosizennoubosyuyoukou.htm
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fukumimiセレクト講座のご案内
畑がない、長野安曇野に通えない首都圏の皆様へ
今年、全4回コースのエコ菜園プランター講座が横浜で行っております。
まだ若干数ご参加いただけますので、参加したい方は、お申込みください。
エコ菜園プランターのテーマを「つながり=循環」です。
春夏秋冬の4回講座ですが、実際に使うプランターは2つです。
春(夏)に植えて収穫したプランターを使い、秋(冬)にもう一度栽培、収穫します。
次回は、5月9日(日)・10日(月)に行います。
講座内容は、トマト・バジル・エダマメを一緒に植えます。
詳しくは、↓
http://blog.fukumimi.co.jp/?eid=668211#sequel
お席に余裕がある場合は、単発参加もできます。お問い合わせください。
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今日は、22℃と物凄く温かい一日でした。
松本市に出かけると、松本城のお堀の桜は満開でした。
うちの畑は、あと2週間ほど後になりそうです。楽しみです。
先日、友人から興味深い質問をいただきました。
これから畑でなかった場所に、野菜を育てる参考になると思います。
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Q.質問させて頂きます。
家を作る際にでた土などを盛り上げたような土地を借りたのですが、始めのアプローチに迷っています。
雑草は生えているのですが、土の表面が黄色く、5センチほど下の黒い土もカチカチで 鍬も振り下ろさないと入りません。野菜を作っていた形跡もありません。
米ぬか・油粕をまくか、堆肥をいれて有機農法的にやるのかと思ったのですがいかがでしょうか?
もし堆肥を入れるなら畝たてと同時に耕運した方が良いでしょうか?
せっかく借りることが出来たので野菜を作りたい!と思うのですがちょっと畑っぽくなくて今日は何もせず帰ってきてしまいました(笑)。
写真なしでわかりにくいかと思いますがアドバイスお願いします。
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A.いい質問だと思います。
私も以前は、自然のままがいいと思って、草の生えない場所で、そのまま無肥料・自然農をやって野菜にかわいそうなことをした経験があります。
畑でなかった場所で、自然農で野菜を栽培しようと思うと、なかなか野菜が育たない。
そこで、野菜を育てる1カ月前に、次のような事を行っておくと育てやすくなります。
まずは、野菜を育てる環境を作ってから、野菜を育てながら、土を育てることをお奨めしております。
草が生えるようになったら、3年位で肥料も耕しもせず、草を刈って敷きながら育てることで、どんどん土は豊かになっていくからです。
1)そこで、まずは草が生えていないことを逆手にとって、耕します。
※草がある場合は、地上部の草を刈ってから耕します。
2)全体を耕し終わったら、畝立てをします。
3)上に載せた土と下の土が馴染むように鍬で耕します。
徹底的に耕すことで、土が柔らかくなり、それに合った草が生えてきます。
つまり、草を生やすために耕します。
4)熊手で、大きな根や石、をどかします。
ギシギシやヨモギ、セイタカアワダチソウなど根で増える、畑になりにくい草の根も移動させます。
小さな石は、排水良く、ミネラルたっぷりということもありますし、石はいいものです。
さて、ここで3種の神器のご紹介です。
まずは、畑でなかった場所に必要なものは、
「土の中の生きもの」→落ち葉などの完熟堆肥。
「土の中で過ごしやすい環境」→クン炭。
「土の中の生きもののエサ」→米ぬか・草の根。
5)まずは、完熟堆肥を地表に撒きます。
堆肥には、たっぷりの微生物や土壌生物がいます。
6)次に、もみ殻で作ったクン炭を撒きます。
どちらも下の土が見えなくなる程度です。
炭は多孔質で、微生物をはじめ草の根など生きものが住みやすい環境を整えてくれます。
7)ポイントは、熊手で表面の土と浅く混ぜます。
森の樹の下の落ち葉の層も、5~10cm程度の浅いところに生きものが集中しています。
けして深くまで耕さないのが大切です。
8)次に、米ぬかをうっすら撒きます。
ポイントは、栽培の1カ月前に米ぬかを撒くことです。
できれば、秋のうちにやっておくのがベストです。
9)次に、軽く表土と米ぬかを混ぜます。
米ぬかは、そのままでは、雨をはじき、馴染まないので、そうします。
一番最上なのは、その上に草やワラでマルチしておくことが望ましいですが、
最初は草も、ワラもないので、土と馴染ませるんです。
10)ここで余談です。私のやり方では、通路の真ん中に緑肥を撒きます。
主に、エンバク、オーチャード、イタリンライグラス、赤クローバー、クリムソンクローバーといった、イネ科、マメ科を混ぜて蒔きます。
こうして、出来た畝を1カ月以上放置しておくのもいいですが、
もっといい方法があります。
ハコベの移植です。
11)驚かれると思いますが、草を畑に移植します。
ハコベが生える畑は豊かな畑です。
そこで、豊かなハコベを根ごと土ごと移植してしまいます。
こうすることで、ハコベの根と一緒に土の生きものも引っ越してきます。
なぜだか分りませんが、ハコベを移植すると草が生えない畑に生命が増えます。
是非だまされたと思ってやってみてください。
どんなにいい土づくりをしても、生きた草がないと畑になりません。
是非、やってみてください。
何かご質問があればコメントにください。よろしくお願いいたします。
一か月後に、育ちやすい野菜を育ててください。
おすすめは、エダマメ、ミニトマト、ジャガイモ、ラディッシュ等がお奨めです。
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◆◇◆次回は、4月14日(水)NHKカルチャーの『無農薬家庭菜園の法則』の日です。
ジャガイモの植え方、石灰を使わない土づくり、夏野菜準備など盛りだくさんです。
◆◇◆
※単発参加も可能です。
『美味しく簡単にできる無農薬・家庭菜園の法則』
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
講師: 自給自足Life代表 竹内 孝功
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【先着2名様】追加申し込みのご案内『あずみの自然農塾2010』
今回は、残念なことに怪我で急なキャンセルもあり4月からの追加募集を行います。
もし4月~12月を信州安曇野で、自然農を体験してみたい方は、
以下のサイトから募集要項をご記入の上、メールでお申し込みください。
〆切4月10日まで(4月からのご参加になります。)
http://www.ultraman.gr.jp/sizennou/2010azuminosizennoubosyuyoukou.htm
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畑がない、長野安曇野に通えない首都圏の皆様へ
今年、全4回コースのエコ菜園プランター講座が横浜で行っております。
まだ若干数ご参加いただけますので、参加したい方は、お申込みください。
エコ菜園プランターのテーマを「つながり=循環」です。
春夏秋冬の4回講座ですが、実際に使うプランターは2つです。
春(夏)に植えて収穫したプランターを使い、秋(冬)にもう一度栽培、収穫します。
次回は、5月9日(日)・10日(月)に行います。
講座内容は、トマト・バジル・エダマメを一緒に植えます。
詳しくは、↓
http://blog.fukumimi.co.jp/?eid=668211#sequel
お席に余裕がある場合は、単発参加もできます。お問い合わせください。
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