無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

福岡正信さんの命日にむけて、「粘土団子教室」

2010-08-18 07:10:52 | あずみの自然農塾(シャロムヒュッテ)
本日、

先週の土日に、毎月1回の「あずみの自然農塾」http://www.ultraman.gr.jp/sizennou/2010azuminosizennoubosyuyoukou.htm
で粘土団子作りをしました。

8月16日は自然農法の生みの親である福岡正信さんの命日です。
若い頃に、福岡正信さんの著書『わら一本の革命』を読み、自然農法をはじめました。
運が良いことに直接、粘土団子も教わることもでき年に一度は粘土団子を蒔くことにしています。

福岡正信さんとの出会いは、数多い出会いの中でも私の人生に与えた影響は大きいもので、
「生きる」ということを真剣に考えはじめ、「自然」とはなにか、いまだに自問自答の日々です。

粘土団子は、砂漠の緑化に功績が認められ、晩年の福岡さんは世界中で自然農法と粘土団子を教えていました。


粘土団子の作り方は、さまざまあります。
砂漠緑化用には、団子一つに、種一つはいるようにコンクリートミキサーを改造したもので作るやり方や、金属の網を使った作り方などあります。

今回は、誰でも身の回りの道具で簡単に作れる方法で粘土団子をみんなで作りました。

1)山土の中に含まれる粘土を乾燥させ、パウダーにしたものと多種多様の植物の種子を混ぜます。

最初に、良く乾燥したパウダー状の粘土が混ぜやすく、
種子の種類は多ければ多いほど、多様な野菜や植物が芽を吹き、自然に育ちます。


2)次に、水を加えながら粘土に水を含ませていきます。


3)捏ねてまとめた粘土の塊を叩きつけ、空気を抜いていきます。

今でも福岡さんが嬉しそうにこの叩きつける音は「革命の音じゃー」という声を思い出します。
陶芸でも行われる「菊練り」でも良く、空気が抜けた粘土は、粘りが強く、割れにくくなります。


粘土を割ってみました。まんべんなくいろいろな種子が練り込まれています。


4)まとまった粘土の塊を小さくちぎり、種子が中心にいくように手で団子を作ります。


自然農を学ぶみんなで、丁寧に一人一人想いを込めながら粘土団子を作りました。


翌日、シャロムヒュッテにある福岡式自然農園に、表面が乾いた粘土団子を蒔きました。

砂漠緑化用の粘土団子は、例え水たまりに落ちても壊れない団子が理想です。
砂漠では、発芽までいかに割れない事が大切です。
なぜなら、砂漠では種子が見つかるとアリなどに食べられてしまうからです。

「無為自然」という自然農法の原点にふれる粘土団子作りでした。

まだまだ「無為自然」には程遠い自分ですが、
13年前にはじめた自然農法の原点に立ち返る粘土団子づくり。初心に還ることができ良かったです。

まずは、無邪気に粘土団子を楽しんで作って播く、そこにこそ帰るべく道があるように思いました。



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http://blog.fukumimi.co.jp/?eid=730868
コメント (6)
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