無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

春蒔きスナックエンドウの芽出し

2012-03-13 06:33:08 | 自然菜園の技術 応用
本日、


いよいよ育苗を始めようと思います。

一番最初に行うのが、エンドウとソラマメです。
本来、これらの野菜は寒さに強いため、秋に種まきをし、越冬させて、5~6月に収穫する越冬野菜ですが、
温暖地でも中には春まきできる品種があります。
また、寒冷地の長野県では、エンドウを雪割りといって春に通常植えたり、種を蒔いたりします。


それは寒すぎるので、越冬できないため、雪が溶けてきた頃に蒔いて育てます。
しかし、春から育てる場合、秋に蒔いたものに比べ、収量も少なくなるために、
なるべく早く蒔き、苗で育てまだ寒さが残り桜が咲く前までに植えたいところです。

そこで、今回は、エンドウの芽出しをし、まだ寒さが残る梅の咲く前に育てるコツをお伝えいたします。

また、市販のエンドウなどのマメ科の種子は、ピンクや青、緑とチウラム処理をされているので、
これを洗い流す必要があります。


チウラムとは、殺菌剤、あるいは鳥に対する忌避剤として農薬などの用途で広く用いられてきた化合物です。

無農薬栽培でしたら、種苗も無農薬から始めたいのですが、現行の種子ではほとんどこの手の農薬で消毒され、
種が目立つように、着色されています。

カボチャや、トウモロコシも同様なので、種まき後、手は必ず洗い、ペットや子供さんの手の触れない場所に置く必要があります。

うちでは、ヨーグルトの容器をリユース(再利用)して、種を洗いながら芽出しをします。
※使い捨ての容器は、再利用して農薬がついた容器は、終わったら捨てることにしています。

容器の3分の1以下に、タネを入れ、水をたっぷり注ぎます。


一晩経つと、水を含み倍の大きさになります。
水はチウラム処理の色で真っ青なので、水を換えながら、すすぎます。

すすぎ終わったら、半日水を切った形で、逆さまに置いておき、
もう一日水につけ、トータル2日間しっかりタネに水を給水させます。


3日目からは、水を切った状態で、1日おきに逆さにしながら5~7日室内10~20℃位のところで、置いておきます。


1週間程度で、種から根がちょっとではじめたら、種まきです。

根が出過ぎるとよくないので、すぐに蒔けない場合は、冷蔵庫で数日置きます。

エンドウの発芽最適温度15~20℃なので、芽出しの際は室温が最適です。
その後本葉が出てくるまでは、室温で育ってあげます。

本葉が2~3枚になる頃に、まだ寒い外気に徐々に慣らし、梅が咲くころに植えてあげるとベストです。

もう梅が咲いてしまった方は、芽出し後直接畑に蒔くこともできます。
温かくないと発芽しませんが、温かくなってから春に蒔いても、樹の生長はいいのですが収穫が少なくなります。
少しでも寒さに当てながら、じっくりゆっくり育てることがコツです。


いよいよ来週から菜園教室がはじまります。
まだ募集しているので、奮ってご参加ください。
よろしくお願いいたします。

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コメント (8)
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