本日、
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一昨日は長野市のカルチャーセンターで「これならできる!自然菜園入門」講座を行ってきました。
季節は梅雨、自然菜園では一つの節目と言いますか、一番大切な季節です。
この梅雨を活かせるかどうかで、自然菜園のステージアップが順調にいくかが決まるからです。
梅雨時期は、野菜も生長しますが、草も大きくなる季節、
野菜と草が共存できるようになるのか、草負けし、野菜が育ちにくくなる菜園になってしまうかの瀬戸際です。
放任したら、草畑。
草を刈って野菜の株元に草マルチしたりとお世話したら、自然菜園。

現在、長野市で自然菜園を新園し、新たな試みをしております。
どんな試みかというと、化学肥料・農薬を使って野菜を栽培していた畑(ステージ1)を3年で、
ステージ3の草が生える自然菜園に育ててみようという試みです。
土のステージとは、拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)でご紹介した、
草の生え方で、どんな野菜が合っているのかが分かる土と野菜の相性などの目安です。
今までの経緯
1)3年前まで、化学肥料・農薬を使って野菜を育てていた畑でした。
2)2年前、乾くと非常に固くなる粘土質で、支柱を挿しても固くて深く入らない畑で、
スギナが生えるような痩せ地の印象が強い畑でしたので、1㎡あたり3ℓの自然堆肥(自家製落葉堆肥)とクン炭を1ℓ混ぜてから、1ヶ月後の9月にエンバク、ライムギ、クリムソンクローバーなどの緑肥作物の種を混播して育てました。
3)去年、エンバクは背が低く30㎝程度、ライムギに至っては1m以下の生長しかせず、
蒔いた緑肥作物よりもスギナの方が多いくらいでしたので、改めて自然堆肥を2ℓと米ぬかと油粕を混ぜたものを100g混ぜながら畝を立てをし、通路に緑肥ミックスを2条播きしました。家から遠いことと草が余りなかったので、菜園全体に草抑えに稲ワラを敷きつめて置きました。
4)今年に入り、野生化したエンバクを刈り敷きながら、春野菜を育て、育つ野菜(ネギ・タマネギ・ニンニク)、育ちにくい野菜(キャベツ・レタス)の中、夏野菜(キュウリ・ナス・トマト・トウモロコシなど)を6月上旬に植えました。

先月こぼれて野生化したエンバクが余りに立派だったことと、まだまだ土を耕してもらい団粒化してほしかったので、
穂をつけ始めたエンバクをそのままにしておいたので、畑の野菜の株元以外は実(種)をつけたエンバクがぎっしりでした。

タマネギ跡地でリレー栽培していたトウモロコシとカボチャ畝

2種類のニンニクに挟まれながらリレー栽培しているナスなどのナス科の畝

まずは、ニンニクのわきに有ったエンバクを刈り敷き、
ナスなどナス科野菜に支柱を立てました。

ニンニクを収穫する前の、ナスとニンニク。

収穫したニンニク。

ナス科野菜の食用ホウズキは、収穫後ニンニクの不要な葉も敷きます。
草マルチ+ニンニクの葉で、虫除け力?アップです。


タマネギの種子の自家採種の様子です。
塔だったタマネギのネギ坊主の花が満開です。

ナス科の野菜は、収穫が7月末~10月の初霜までなので、
収穫期が長いので、梅雨で伸びた周囲の草も株元の草マルチに加え、米ぬかと油粕を補ってから草マルチを厚く敷くことで、
まだまだ伸びる野菜の根を応援してあげます。

キュウリも遅くなってしまった支柱を立てて誘引してあげ、
ナス科野菜同様、草マルチを厚くしてあげます。

トウモロコシとカボチャ畝もエンバクを刈って敷いてから、草マルチを厚くし、
風通しをよくし、光がたっぷり当るようにすっきりしました。

草刈り前

草刈り後です。
エンバク畑と思うほど、野生化したエンバクが茂っていたのを刈って敷いたため、かなりすっきりしました。
月に1~2日しか面倒が見られない菜園ですが、野菜が自然に育つ菜園になるために極力無理をせず、
緑肥作物中心に自然に自然菜園に移行できるように工夫してきました。
3年経って初めてまだまだ貧弱ですが、ポツポツと数か所土のステージ3のハコベが生えている場所が出てきました。
今年の栽培で、来年の春からは、ハコベが全面を覆うくらい精力的に生えてくる菜園になってくれるのではと思っております。
陶芸ができそうなくらい粘土が強く、すぐに乾いてガチガチでゴツゴツニなるか、
雨が降ると土がベチョベチョになってしまうような田んぼのような土で痩せていた最初から恵まれた畑ではなかっただけに、
3年目に無事夏野菜が素直に育ってくれそうで嬉しいものです。
まだまだ、自然にというには駆け出しですが、今後も野菜の根性を鍛え、野菜が自然に美味しく育ってくれる菜園になるように、
できるだけやり過ぎないように、でもポイントを外さずに野良仕事を続けていきたいと思います。
「初心忘れるべからず」十代ではじめた自然菜園。
今でも初めての菜園を思い出し、今こうして自然に向き合いながら野菜を育てられていることに感謝・感激です。

一昨日は長野市のカルチャーセンターで「これならできる!自然菜園入門」講座を行ってきました。
季節は梅雨、自然菜園では一つの節目と言いますか、一番大切な季節です。
この梅雨を活かせるかどうかで、自然菜園のステージアップが順調にいくかが決まるからです。
梅雨時期は、野菜も生長しますが、草も大きくなる季節、
野菜と草が共存できるようになるのか、草負けし、野菜が育ちにくくなる菜園になってしまうかの瀬戸際です。
放任したら、草畑。
草を刈って野菜の株元に草マルチしたりとお世話したら、自然菜園。

現在、長野市で自然菜園を新園し、新たな試みをしております。
どんな試みかというと、化学肥料・農薬を使って野菜を栽培していた畑(ステージ1)を3年で、
ステージ3の草が生える自然菜園に育ててみようという試みです。
土のステージとは、拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)でご紹介した、
草の生え方で、どんな野菜が合っているのかが分かる土と野菜の相性などの目安です。
今までの経緯
1)3年前まで、化学肥料・農薬を使って野菜を育てていた畑でした。
2)2年前、乾くと非常に固くなる粘土質で、支柱を挿しても固くて深く入らない畑で、
スギナが生えるような痩せ地の印象が強い畑でしたので、1㎡あたり3ℓの自然堆肥(自家製落葉堆肥)とクン炭を1ℓ混ぜてから、1ヶ月後の9月にエンバク、ライムギ、クリムソンクローバーなどの緑肥作物の種を混播して育てました。
3)去年、エンバクは背が低く30㎝程度、ライムギに至っては1m以下の生長しかせず、
蒔いた緑肥作物よりもスギナの方が多いくらいでしたので、改めて自然堆肥を2ℓと米ぬかと油粕を混ぜたものを100g混ぜながら畝を立てをし、通路に緑肥ミックスを2条播きしました。家から遠いことと草が余りなかったので、菜園全体に草抑えに稲ワラを敷きつめて置きました。
4)今年に入り、野生化したエンバクを刈り敷きながら、春野菜を育て、育つ野菜(ネギ・タマネギ・ニンニク)、育ちにくい野菜(キャベツ・レタス)の中、夏野菜(キュウリ・ナス・トマト・トウモロコシなど)を6月上旬に植えました。

先月こぼれて野生化したエンバクが余りに立派だったことと、まだまだ土を耕してもらい団粒化してほしかったので、
穂をつけ始めたエンバクをそのままにしておいたので、畑の野菜の株元以外は実(種)をつけたエンバクがぎっしりでした。

タマネギ跡地でリレー栽培していたトウモロコシとカボチャ畝

2種類のニンニクに挟まれながらリレー栽培しているナスなどのナス科の畝

まずは、ニンニクのわきに有ったエンバクを刈り敷き、
ナスなどナス科野菜に支柱を立てました。

ニンニクを収穫する前の、ナスとニンニク。

収穫したニンニク。

ナス科野菜の食用ホウズキは、収穫後ニンニクの不要な葉も敷きます。
草マルチ+ニンニクの葉で、虫除け力?アップです。


タマネギの種子の自家採種の様子です。
塔だったタマネギのネギ坊主の花が満開です。

ナス科の野菜は、収穫が7月末~10月の初霜までなので、
収穫期が長いので、梅雨で伸びた周囲の草も株元の草マルチに加え、米ぬかと油粕を補ってから草マルチを厚く敷くことで、
まだまだ伸びる野菜の根を応援してあげます。

キュウリも遅くなってしまった支柱を立てて誘引してあげ、
ナス科野菜同様、草マルチを厚くしてあげます。

トウモロコシとカボチャ畝もエンバクを刈って敷いてから、草マルチを厚くし、
風通しをよくし、光がたっぷり当るようにすっきりしました。

草刈り前

草刈り後です。
エンバク畑と思うほど、野生化したエンバクが茂っていたのを刈って敷いたため、かなりすっきりしました。
月に1~2日しか面倒が見られない菜園ですが、野菜が自然に育つ菜園になるために極力無理をせず、
緑肥作物中心に自然に自然菜園に移行できるように工夫してきました。
3年経って初めてまだまだ貧弱ですが、ポツポツと数か所土のステージ3のハコベが生えている場所が出てきました。
今年の栽培で、来年の春からは、ハコベが全面を覆うくらい精力的に生えてくる菜園になってくれるのではと思っております。
陶芸ができそうなくらい粘土が強く、すぐに乾いてガチガチでゴツゴツニなるか、
雨が降ると土がベチョベチョになってしまうような田んぼのような土で痩せていた最初から恵まれた畑ではなかっただけに、
3年目に無事夏野菜が素直に育ってくれそうで嬉しいものです。
まだまだ、自然にというには駆け出しですが、今後も野菜の根性を鍛え、野菜が自然に美味しく育ってくれる菜園になるように、
できるだけやり過ぎないように、でもポイントを外さずに野良仕事を続けていきたいと思います。
「初心忘れるべからず」十代ではじめた自然菜園。
今でも初めての菜園を思い出し、今こうして自然に向き合いながら野菜を育てられていることに感謝・感激です。