無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

なんちゃって水脈整備

2020-07-15 18:09:30 | 日々の自然菜園
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本日、時々




ヒマワリが満開です。
子供が小学校で、油を搾るためのヒマワリを畑の隅で育てています。

ついでに、緑肥ヒマワリ同様、景観、センチュウ対策、排水対策、そして受粉対策も兼ねております。


漆喰も乾いてきたので、日干しレンガカマドも当初の予定通り3基、アウトドアキッチンとして出来上がりました。
あとはよく乾かし、ペイントしてからピザパーティーを来月家族で出来たらいいなーと思っております。


昨日のブログでもご紹介した、簡易水脈「通称:なんちゃって水脈」は、雨の日に浮き彫りにでる水脈、水の流れに沿って、溝を掘り、水と空気の流れを調整するものです。

本格的には、私の師匠でもある大地の再生の矢野さんが全国で活動を行っておりますので、是非参加して直伝していただいて下さい。
あくまでなんちゃって水脈なので、失敗を気にせず、雨の日に、水の流れを感じることができます。

田畑の排水性、通気性を活性化させ、畑の団粒化の促進維持、田んぼの稲の根の活性するので、雨の日が楽しみになりますよ

詳しくは、矢野さんの執筆の書籍は現在ないので、最近発行された

高田宏臣さんの『土中環境』に、




水脈をイメージしたイラストや実例がたくさん紹介されているので、ちょっと難しいですが、イラストだけでもわかりやすいので、おススメです。




昨晩掘ったなんちゃって水脈(本来の水脈は直線ではないのですが、場所的に、排給水性が最も高い直線で施工してあります)が昨晩の雨で途中で水が止まっていることがわかりました。

そこで、水がしっかり排水できるように、高い場所などを削って掘り直し調整しました。




ハウスの中の通路は、梅雨の連日の大雨、長雨で、いつも水が貯まった状態で、ネズミ対策にはなりますが、水の動きが停滞してアップアップです。


ブドウなどの剪定枝を炭にしたものを




水脈上に「点穴」穴を深くほって、大気圧の力を借りて、水脈の空気と水の流れを良くした場所に、炭を埋めておきます。








それから、昨日バケツ一杯たまった水を流して、再度排水性(レベル)チェックをしました。




ものの5分で、スムーズに水が流れ、思ったようなスピードと排水性が確認できたので、
コルゲートパイプを埋め込む前に、余っていた川砂を少ししいて、元田んぼの粘土質の土が詰まりにくくしてみました。

ちょっとしたことで、水はけや空気はすぐに反応してくれるので、面白いです。




それから、身近にあるもみ殻とクン炭を混ぜたものを薄く敷いてから






余っていた半端な防草シートで、コルゲートパイプを包み込むような形で、泥水やもみ殻コルゲートパイプが詰まりにくくなるように、
余りメンテナンスができない箇所なので、メンテナンスがあまり必要ないように、最新の暗渠ろ過装置をまねて工夫してみました。






この水脈は、主に大雨や長雨の過度な水を自動排水するものですが、
干ばつの際には、元田んぼの特性を最大限生かし、畝間潅水ができるように、水を貯めたり、
川から水を引き上げる給水溝としても活躍する特殊な水脈を想定しているので、素人ながらちょっと施工が入り組んでいおります。




排水性の調整ができるように、排水溝には、ゲート(扉)をつけてみました。






最後に、余った川砂ともみ殻と、防草シートと在庫処分セールで、デッドストックになっているものをうまく組み合わせて、とりあえず完成しました。

あくまで今回の施工は、亜流の「なんちゃって水脈コルゲートパイプ試験版」なので、本家本元の水脈整備とは違いますので(矢野さんの施工とは似てて非なるものなので)、ご笑納ください。

今晩も10㎜以上の雨がもう降っているので、梅雨の間に排水性がどの程度良いのか、確認できればと思っております。
今年は梅雨の後、急な猛暑が予想されますので、排水性を高めておくことで、野菜の根や実が腐ったり溶けたり、病気にならないように、予防しておきます。

もしかして干ばつの場合は、止水、給水もできるので、できるだけ活躍しない良い天気になればと思っておりますが、最悪の場合を想定しておくと安気です。

水脈整備(大地の再生)を知ってから、ちょっとしたことがつながていることに気づかされました。

日々のちょっとした雨の日の水の流れ(浮き彫りになる水脈)を観ることで、この数年で、自然菜園が一気に土が進化(団粒化が進んだ)ことがよくわかるようになりました。

昔から、風土といって、風と土が環境そのものを示したように、
風が雨や気圧を知らせ、土がその中で呼吸して、その呼吸に対応して野菜や草の根が呼吸を深くしてくれているのを感じます。


自給しようと思うと、田畑、果樹園、鶏などお世話がたくさんの農繁期、ちょっとでも楽に、自動でできるように、しておくと便利ですね。
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次回のオンラインセミナーなど詳細はこちら
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来週は、3連ちゃんオンライン自然菜園スクールで、盛り沢山なので、お楽しみに~。
オンライン受講は、自然菜園Lifestyle
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梅雨の野良仕事(ピザ窯の漆喰仕上げ、水脈掘りと整備、田んぼの水位調整など)

2020-07-15 02:51:19 | 日々の自然菜園

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本日、時々
今年は久々の梅雨らしい梅雨という感じで、全国的にも大雨、長雨が続いております。

雨の日は基本的には、水脈などの見回り、自然観察に徹し、あまり畑に入らないように心がけております。
雨の日に畑に入ると、土を踏み固め、排水性が悪くなり、野良仕事にならないからです。
そのため、梅雨の合間は、雨でもできる仕事と、晴れ間(曇り)の仕事に分けて、天気と相談しながら、野良仕事を行っております。






昨日も午前中、雨だったので、前回の続きでカマドの漆喰塗りを進めました。

屋根の下で雨を気にせず、左官はできることと。
左官仕事をするには、この湿度と曇天は有難く、ゆっくり乾いてくれるので、左官しやすいからです。

前回砂を混ぜた漆喰「南蛮」も乾いており、表面がざらついた独特の表情がいい感じです。
土のままだと雨によわいのですが、漆喰を塗ることで、耐水性が強まり、多少雨が当たっても融けたり、割れたりしなく丈夫になります。








今回は、二層式ピザ窯の方を南蛮の上から漆喰を塗り重ねることで、さらに強度とこの後息子がペイントしやすくキレイなキャンパスに変身しました。

日干しレンガをベースに、カマド部分は、下から
①砂:粘土3:1(蓄熱層)、②粘土:砂:藁1:1:1(骨格層)、③ワラ粘土断熱層6:1、④砂:粘土1:1(仕上げ層)、⑤粘土:砂3:1(強化層)、
⑥前回の砂:漆喰1:2(南蛮強化層)、⑦今回の漆喰(仕上げ)の7層仕上げとなりました。

前回までは、ちょっと熱すぎた(全体に小さかったので、蓄熱力が弱かった)のが、今回塗り重ねてことで、厚みが1㎝位増し、
結果的に豪華な重ね塗りになったので、小さいカマドながら、火入れから1時間位で、短時間でピザが長期間蓄熱(耐熱も)してくれることと思います。

去年、試験的に焼いたピザパーティーで、ピザは大成功。
煙突上のパーコレーターでのコーヒーは、火力不足だったので、今回の厚塗りで、パーコレーターでのコーヒーが入ってくれるといいなーと思っております。




うちの畑や果樹園は、元々田んぼ(強い粘土質)ということもあり、緑肥作物で改良し、現在も緑肥作物と混植することで、水はけを改善保持しております。

そのため、改良以前当初は、雨が降ると最低3日間水たまりが消えず、1週間ほど畑に入れなくなったものです。
そして、乾燥が続くとガチガチになり、最悪ひびが割れるほどでした。

現在は、通常の雨であれば、半日で水たまりがなくなり、翌日には入れる位まで水はけがよく、
草マルチをすることで、2週間(夏場)~1ヵ月(春・秋)程度水やりをしなくても、保湿してくれるので、3年以上かけて徐々に、改良したかいがありました。


そして、3年前に、大地の再生の矢野さんとの出会いにより、伝統的な庭の水はけ改良法に矢野さん独自の施工改良した水脈整備(大地の再生)を1年間かけて習得する機会を得たので、
現在、我が家では、田畑用に改良した「簡易水脈」(通称:なんちゃって水脈)が水脈上に掘ってあります。

通常は手間のかかる水脈のメンテナンスを楽にするために、
「簡易水脈」(通称:なんちゃって水脈):水脈上に溝を掘り、点穴を掘り、明渠状態(掘っただけ)でその周囲に草を生やすという方法です。

水脈のメンテナンスも簡単にして、
1)雨の日に、詰まったところを掘ってつなげるだけ。
2)日常的には、周囲の草を刈って水脈の中にいれるだけ。
という、簡単な仕組みなのですが、これが大変便利なもので、大雨長雨の場合、サーと過剰な水を排水溝などに流し逃がしてくれ、畑全体の団粒構造が壊れにくく、畑全体の水はけ水持ちを調整してくれます。

また、干ばつの際は、元田んぼなので、水をいれることで、水脈沿いに水が沁み込むため、水の潅水(水やり)もできる優れものです。

昨日は、さらに水脈を補強するために、水脈施工をしました。
というのは、この長雨や去年の台風19号の新幹線水没など、異常気象のゲリラ豪雨など通常ではありえない雨が降ることが度々になり、通常の水脈だけだと逃がしきれない(自然浸透だけでは、限界だった)ので、今日は引っ越してきてから6年目のさらに水はけを強化できる(しかも湛水もできるよう)工事でした。




元田んぼの排水溝近くに建てたビニールと旧鶏小屋の間に排水溝と直接水脈をつなげる施工で、
今回は、暗渠パイプ(小さな穴が空いて水だけ通すようになっている)に使われるコルゲートパイプを使用しました。

近くのホームセンターで手に入り、4m5千円弱と決して安くはないですが、
私は基本使いませんが、良く通行する場所で踏み固めてしまいやすい場所や、機械や車が通る場所、埋めてしまわなければいけない場所などの水脈を整備する際に重宝する資材です。
今回は8m位の給排水可能なパイプとして使用しました。

1)まず第一段階として、パイプが埋まるくらいの深さに溝を切り、実際に、パイプを通しながら掘っていきます。

プロはすぐに埋めてしまうのですが、素人は、勾配やレベルがあっているか、水脈として機能するか確認するために、雨の後、しっかり排水できるか、半年くらい確認&メンテナンスしてから埋めた方が、後程詰まったり、やり直しがいらないため、いつでも埋められるように脇に置いておき、今回の施工は終了です。

幸い今週いっぱい雨の予報なので、今週の雨の排水を見ながら、掘った水脈が機能しているのか、確認し、補修してから埋めて、今年の夏の干ばつの際に水やりできるように考えております。

実際に埋める際はまた写真を撮ろうと思いますが、
この場所は、手順としては、木炭やクン炭などを溝に散布してから、防草シートなどでパイプが詰まらないようにしながら、もみ殻と砂と土で3分の2ほど埋めて、その上に防草シートを張って歩きやすく、草が生えないようにしようと思っております。

ハウス付近で草を生やしすぎると、ネズミなどの住処、越冬場所になりやすく、草刈りもしにくいこともあり、
今回はパイプと防草シートで不自然にすることで、ネズミが棲みずらく、苗作りしやすいように、作業性を高めてみる予定です。

(本来今年の講座で水脈整備として一緒にやるはずだったのですが、現在、新型コロナウイルス対策で休校中のコース内容だったので)
今回も友人でありスクールボランティアスタッフと二人で、行いました。

そのため、今回の梅雨の大雨、長雨で被害が出てることもあり、来れなかった方、大地の再生や、田畑の水脈(給排水)に興味のある方のために、ブログで無料公開解説させていただきました。

今回8mの水脈掘り&残土処理(一輪車で6台分運ぶ)も二人で1時間半で終わりました。
一人だと大変ですが、二人以上いれば、案外楽しく簡単にできるものです。

水脈づくりは、重労働かもしれませんが、友人や仲間、ワークショップなどで、数人で行うと、あっという間に水脈がつながり、効果が出るので、
コンクリート、アスファルトジャングルの現代の環境では、この未曽有の長雨、干ばつに耐えることができませんので、各自水脈を知る師匠、先輩と共に自分の田畑、庭、林、森で結(みんなで)行うとよいと思います。






あと夕方、梅雨で浅水にした田んぼがすぐに、深水に戻ってしまうので、排水(落水)した後、溜まって水をちょうどよい高さで、排水できるように調整してきました。

元々水位が何センチ溜り、温度と水温がわかるように、排水溝(塩ビ)と温度計を設置してあるので、
塩ビ管の高さを調整するだけで、好きな水位を保つことができ、今回のように、ゆっくり排水できる65㎜、一気に排水したい100㎜と選べるようにしてあります。

自給しようと思うと、田畑、果樹園、鶏などお世話がたくさんの農繁期、ちょっとでも楽に、自動でできるように、しておくと便利ですね。
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次回のオンラインセミナーなど詳細はこちら
第4回 7/25(土)9:30〜12:00【ZOOM配信】『自然菜園 根本講座』(販売中~)

7月は、東京・大月校のオンライン自然菜園など盛り沢山なので、お楽しみに~。
オンライン受講は、自然菜園Lifestyle

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