無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

アブラムシ対策

2008-12-09 00:23:53 | コメントの公開
○○さんからいい質問を頂きました。参考になれば幸いです。

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(質問)
竹内さんのような自然栽培では、虫の食害は出ませんか?
> 農薬はあまり使いたくないので、自然農薬、コンパニオンプランツ、発酵肥料利用の栽培などを本で勉強しています。
> ただ、小さな貸し農園だとどうしても農薬を使用しないと、アブラムシやハモグリバエなどの害虫は防ぐことができないのではないかと思っています。
> アブラナ科野菜でこれら害虫を防除するやさしい薬剤をご存知でしたら、薬剤の種類や散布の方法、タイミングなどをご指導いただけないでしょうか。
>
> せっかく育ってきた野菜が虫にやられるとがっかりなので、来年に向けてもっと有効な虫対策を研究したいと考えています。
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コメントの抜粋
○○さんへ

ブログ見てくれてありがとうございます。

アブラムシが長期的に大量発生するのは、窒素系の肥料過多が原因だと思います。発酵肥料は何を、どのように扱っていますか?

まずは、原因である肥料体系を見直すことが根本治療だと思います。

アブラムシは、黄色が大好きですから、黄色のシートに両面テープを張っておくとくっつきますよ。逆に、銀色や赤色は苦手です。

アブラムシが媒介する病気による二次感染を予防するために、軍手などでつぶすか、はけなどで除去する必要もあるかもしれませんね。

うちの畑では、関東修行時代から10年近くアブラムシの大発生はまずありません。

秘訣は、徹底した少肥主義です。未熟な肥料を鋤きこむことはまずしません。

畑がやせているなーと思ったときは、
1)痩せ地に向いたエダマメ・サツマイモを無肥料で育てるか。
2)秋に米糠を撒いて、冬の間藁・草でマルチしておく。(苗床・玉葱予定地)
3)夏野菜を育てながら肥やす。夏野菜の株下に刈った草をどんどんマルチして、時々米糠(ナスはボカシも)をパラパラ草の上に補ってあげる。夏野菜終了は、地力があるので、葉もの野菜を育てる。
4)キャベツ・白菜は、本葉3~5枚の定植までストチュウをあげる。(ストチュウは、苗など初期の段階で使用すると効果的。)

アブラムシ・カメムシなどの害虫の発生は、なにか野菜が不健康に育っているシグナルです。肥料過多や未熟堆肥の使用、連作障害など原因を追究して来年に活かすことが大切です。


そんな感じです。役に立ちましたか?


ちなみに、写真は、うちの秋野菜(自然栽培やさいギフト)のものです。
健康に育つと、害虫シラズになりますよ。がんばってみてください。

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