自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

マハバラータ(バカバッド・ギータ)1

2012年12月07日 | 自然治癒力とヴェーダ哲学の関係

 

12月7日   マハバラータのお話し ~1~

 

クルクシェートラの大戦争

 

昨日 バカヴァッド・ギータはマハバラータ の一部分で

あることをお伝えした。

マハバラータの大筋を知りたいというご要望があったので、

とても、長い話ではあるが、この機会に、載せさせていただく。

源平合戦のように、元をただせば、同じ血筋の一族が、闘う話

となっているが、最期まで読むと、夢幻の人生であるという、

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響き有りの 平家物語の冒頭の

部分を彷彿とさせる趣すら感じられる。

 

バラタ王の子孫のクル族は、代々クルクシェートラを治め、

ハスティナープラの都に住んでいた。

クル族の末裔シャーンタヌ王には ガンガーと サティヤヴァティーの

2人の妃がいた。


ガンガーとの間には ビーシュマ という王子が、

サティヤヴァティーとの間には チトラーンガダーと 

ヴィチトラヴィーリヤという2人の王子が生まれた。


ビーシュマは 生涯王位につくことを放棄したため、 

シャーンタヌ王の死後、チトラーンガダーが王位についた。

 

後日、チトラーンガダーは戦争で死んでしまう。 

後継ぎがいなかったので、弟の ヴィチトラヴィーリヤ 

が王となった。

ヴィチトラヴィーリヤ王にはアンビカーとアンバーリカーの

2人の妃がおり、アンビカーからはドリタラーシュトラが、

アンバーリカーからは パーンドゥが生まれた。


兄のドリタラーシュトラは盲目だったため、

ヴィチトラヴィーリヤ王の死後は弟のパーンドゥ が王位についた。



盲目の ドリタラーシュトラは 妃ガーンダーリーとの間に 

100人の息子をつくり、その長男は ドゥリヨーダナと

いった。

これが カウラヴァの100王子 といわれる。


一方、パーンドゥは クンティーとマードリーの姉妹と結婚し、

5人の息子が生まれた。

ユディシュティラ、ビーマ、アルジュナ、ナクラ、サハデーヴァ

である。

彼らが、パーンダヴァの5王子と呼ばれた。

この100王子 と 5王子との戦いが、いわゆる、マハバラータの

物語の発端となっていく。



パーンドゥ王 は若くして亡くなる。 その後、盲目の 

ドリタラーシュトラ が王位についた。

パーンダヴァの5王子は母と共に ドリタラーシュトラの

もとに預けられ、カウラヴァの100王子と共に育てられた。


ところが、学問でも武術でも、 パーンダヴァの5王子の方が 

カウラヴァの100王子より勝っていたので、100王子は

5王子を妬み始めた。



カウラヴァの100王子の 長男 ドゥリヨーダナは策略を巡らし、

パーンダヴァの5王子を追放した上で焼き殺そうとしたが失敗した。


そのため、5王子たちは エークチャクラの街に バラモンの格好を

して隠れ住む。

パンチャーラ国の ドルパダ王が娘のドラウパディーの婿選びの弓の 

競技会をするという噂を聞きつけ、 5王子たちはパンチャーラ国

へ赴いた。 

自分たちの卓越した武術を披露する機会だった。

弓の競技会に参加した5王子の一人、アルジュナは弓を 見事に、

的に的中させた。

こうして、5人兄弟の母親の言葉に従い(*1) 王女ドラウパディーは 

5王子の共通の妻となった。(一妻5夫)

 

パーンダヴァの5王子が生きていることを知った100王子の長男 

ドゥリヨーダナは、再び計略を用いて5王子を殺そう計る。

しかし、伯父、ビーシュマらに説得され、 5王子を帰国させて 

王国の半分を与えることにした。

 

5王子の長男ユディシュティラは王となり、インドラプラスタを

首都として、素晴らしい繁栄を生み出した。

5王子はクリシュナ神と共に マダガ国を支配していた

悪王ジャラーサンダを殺し、五王子長男のユディシュティラは

皇帝となった。 

その治世は36年間に及んだ。 


この間の12年間、国王ユディシュティラの弟、アルジュナは

インド各地を放浪した

その繁栄を妬んだ100王子の長男 ドゥリヨーダナは、

伯父のシャクニと共に姦計をめぐらし、サイコロ遊びのギャンブル

皇帝ユディシュティラ誘った。


ユディシュティラは シャクニに打ち負かされ、5王子は森へ

追放される。

その際、確約した「12年間森にとどまり、13年目は誰にも

正体を知られてはならぬ」という条件を 5兄弟たちは、

守らなければならなくなった。

 

*1  アルジュナが家に ドラウパディーを連れ帰り、

母のクンティーに「素晴らしいものを持ち帰りました。」

と報告すると、クンティーは食べ物でも見つけたのかと思い、

5人で仲良く分けなさい」と言った。 

そこで、ドラウパディーは5王子の共通の妻となった。

 

  www.koredeindia.com/teikoku/vishnucity/.../arasuji.htm- 

キャッシュ 以上 マハバラータ1~5 まで、左記のキャッシュを

基に編纂しました 


 

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