ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

人斬り剣、奥儀(津本陽)

2022年11月21日 | 時代劇はミステリー
何とも、物騒な表題だ。10篇からなる短編集だが、ほとんど、どれも、十分楽しめた。 有名な剣客の話だけでなく、むしろ、あまり知られていない剣客の話が面白かった。 例えば、「抜き、即、斬」では、11歳で果し合いをした若武者が描かれる。果し合いを申し出た者が、ほとんど、討たれるとのことだが... 最後の2編も、ちょっと、吉村昭を想起させる作品もある。「剣光、三国峠」の戦闘場面は、素晴らしかった。 . . . 本文を読む
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