大名倒産(上下)を読み終えた。
正直言って、上下巻は、長かった。
今まで読んだ、浅田次郎の作品とは、ちょっと、違う世界だった。
いわゆる、ドタバタコメディー的とでも言うのか。
経営破綻しかけてる小藩で、長男が亡くなったので、
突然、4男の主人公がお殿様になって、立て直しをはかる。
一方、引退した元藩主は、ある計画を画策していた。
一見、普通の時代劇っぽいが、ハチャメチャになってくるのだ。
それは、貧乏神やら、七福神が出てくるからだ。
これを、カットすれば、随分、すっきりした作品になったと
思える。
だが、あればこそ、このとてつもない物語が成立するのかも
知れない。
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