著者の冒険、著書に興味を持ち、ノンフィクション大賞受賞の
本書を読んでみた。
現代における冒険とは何なのかと問いかけながら、北極の極夜旅行
に出る著者の記録だ。季節によって一日中太陽が昇らない状態(真っ暗闇)が続く中で、約3か月を犬と過ごすのだ。
太陽が出ても、良い景色があるわけではない北極圏で、さらに真っ暗なのだから、これは、精神的に拷問に近い世界ではないかと想像する。
単調な旅行記録になるのではないかと思いきや、いろいろなトラブル(主に食料を置いておいたデポを白熊に壊される)に見舞われ、また、
著者のユーモアあふれる描写(犬が人糞を食べたり)により、面白く、
飽きずに読むことができた。
今まで読んだ冒険記と一味違う印象を持った。
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