ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

冬山の掟(新田次郎)

2020年02月02日 | 山はミステリー

また、新田次郎の著書を手にとった。10篇の短編集だ。

どれも、冬山などで、ちょっとした判断ミスや、人間関係
などから遭難に陥った物語をつづっている。

従って、何となく、暗い、寒々しい物語が続き、すっきり
した気持ちになれなかった。

ただ、解説者の角幡唯介氏の解説を読んで、なぜか気になった。
探検家であり、ノン・フィクション作家であり、新田次郎賞も
取った人とのことだ。

自分が実際に雪崩に巻き込まれたことを描写しながら、
この「冬山の掟」について解説しているのだが、物語より、
やはり、実際に起こったことが、迫真の描写になっていた。

この解説者の著書も、今度、読んでみたいものだ。


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