過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

旅するような朝食(八幡浜、愛媛、富山)

2024-12-17 12:02:00 | 美味しい食


買って食べて応援!が続く私に、新橋の帰りに、香川や愛媛の物産館によったと、お土産を貰ってニッコリ。簡単献立です。

○合鴨と舞茸の炊き込みご飯
○厚切り根菜の豚汁、沖縄肉味噌を使って、コク深い!
○八幡浜のじゃこ天を炙り焼き
○富山の白海老蒲鉾
○新潟の紫蘇巻生姜
○つけだれに、愛媛の塩みかん(青みかん)
○とうもろこしの醤油漬け
○食後に、加賀棒茶



合鴨のしゃぶしゃぶ用薄切りを、舞茸、生姜と、炊き込みご飯にしました。深みがでて、好評でした。


美味しい鋳込み蒲鉾と、しっとり生姜の漬物は、間違いなく、ご飯の友です。


伯方の塩と、愛媛のみかんだけで漬けたという、塩みかんを、初めていただきました。健やかな柑橘の香り、くっきりした塩味。ごく少量を、じゃこ天にのっけると、素敵でした。同じ地域の食には、ハーモニーがありました!
お魚やお肉を漬け焼きしても、いけそうな。新しい調味料でした。(塩レモンより丸みがある塩です。)



これは、まさに焼きとうもろこしの、醤油漬け、といった感じでした。美味しいけど、旬の時期のとうもろこしを、待つ方が、私好みです(ニッコリ)。

居ながらにして、郷土色豊かな食材に出会える。豊かな時代と思いました。


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平安時代食の工夫に胸打たれる(後編)

2024-12-16 12:05:00 | 日いづる国の伝統食
★飛び込み記事です★


▪️堅果類(くり、松の実、くるみ)
写真手前。まさにドライフルーツ!(笑)
[学び]
古くから貯蔵食とされていた、ナッツ類は、平安時代には、ドライフルーツはデザート扱いとして、供されるようになったとのこと。

▪️唐菓子(からがし)
写真奥。非常に堅い、捻り棒のような素朴な粉風味(笑)の揚げ菓子でした。
[学び]
スナック感覚の王朝ケーキ、遣唐使が持ち帰った調理の一つ。8種類の唐菓子と、14種類の果餅が記録に残る、とのこと。


▪️強飯(こわいい)
写真左下、手前。いただいたのは、お赤飯というか、小豆のおこわでした。豆の甘さがある、素朴なおこわが、高く筒盛りにされていました。
[学び]
強飯はおこわのことで、当時の宮中での正餐に供されているもの。さらに改まった席では、『高盛(たかもり)』が習慣とされていたそう。



▪️汁物(あつもの)
写真右手前。

▪️白酒(食前酒)、かわらけにて
写真右手前。お雛様の日の子供にすすめる白酒に同じ、素朴な品でした。このかわらけ(手捻りの土のさかづき)はお土産にくださいました。
[学び]
平安時代初期には、今に繋がる酒造のレシピが起こされていたことが、延喜式に書かれています。

▪️米酢
写真右奥、一番右の白濁した液体。
弥生〜古墳時代には、すでに中国から、管理発酵・醸造技術が伝わっていたことが、史実に残されています。
平安時代には、上流階級のみに、薬や調味料として、使われていた記録が残ります。

食の素材の味が強く、塩、醤、米酢を後で合わせる食前は、豊かで、滋養に満ちていました。奥州藤原氏の祝膳は見事でした。
▪️平安時代食。えさし藤原の郷にて、2024年10月に体験。


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平安時代食の工夫に胸打たれる(中編)

2024-12-15 06:39:00 | 日いづる国の伝統食
★飛び込み記事です★


▪️鮭の昆布〆
写真上方、鴨のお皿の奥です。
色鮮やか!まるく、脂の乗った鮭。素直な食です。
[学び]
魚を塩でまぶし、一晩重しをのせ、水気を絞る。その魚を冷飯にのせ、再び重石をして、数日おく。酸味が出た頃に、魚を取り出して供する。今の寿司の原型と言われているそう。

滋賀に残る熟鮓の原型は、これだろうと思います。寒い北の地だから、これだけ脂を含む魚でも使えたのか?と想像しました(ニッコリ)。

▪️いえつも(煮物)
写真上方、左奥。根菜類を煮て、柔らかくして食すのは、平安時代の民にも一般的であったとのこと。

▪️須々保里 すすほり(漬物)
写真の手前。なかなかに塩が効いてました!(笑)
[学び]
平安時代の漬物には、塩漬け、醬漬けの他に、ニラギと呼ばれる漬物があったそう。これは、塩と楡(ニレ)の粉を和えてから野菜をつける、とのこと。

後から調べてみました。楡の粉とは、楡の木の外皮を剥いだ後の、内皮を干して、臼で擦って粉にしたもの、とのこと。万葉集に記録が残る、樹皮独特の青苦い香りがする漬物になるそうです。
海外の食材にも、elm powderがあることに気づきました。もしかすると、始まりは、渡来の薬(スパイス)の一種だったかもしれません。面白い!


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平安時代食の工夫に胸打たれる(前編)

2024-12-14 07:30:00 | 日いづる国の伝統食
★飛び込み記事です★
いくつか、記憶に残る外ごはんがあります。2024年のうちに書き留めたい!
この記事は、2024年10月に、『歴史公園えさし藤原の郷』(岩手県奥州市)で食した『平安時代食』です。


美しい!奥州藤原氏のお膳を、歴史考証に基づいた再現食を、体験学習しました。


えさし藤原の郷は、歴史テーマパークを呼称されていますが、平安時代の建造物を正しく再現して、テレビや映画の撮影に供されている施設として、観光客の人気とのこと(ニッコリ)。今年の大河ドラマでも使われたとのこと。奥行きのある空間、遮るものの無い空に、うなづきます。


歴史再現の場に、供されていた、藤原秀衡の祝膳です。よく見れば、この写真と、最初の写真は、ほぼ重なります!
金を算出し、豊かであって、歴史に光を残した、奥州藤原氏の祝膳を、説明記録に基づいて、ご紹介します。13の器があります。


▪️調味料『塩、醤(ひしお)』
平安時代の食は、素材の味を食すもの。調味料は後付けで、お好みでつけるスタイルとのこと。
その調味料は三つ、塩、ひしお、米酢です。いわゆる天日干しの塩は、甘さを含んでいて、醤は丸みがあって。
この調味料も、藤原の郷製でしたが、販売は無し。美味しかったので、残念!


▪️一の皿:鴨の醬焼き、鮭の笹焼き、枝豆、栗、大根、大葉
素朴に見えるけれど、奥州市で採れた秋から冬の旬のご馳走であると、感動しました。醤を塗された鴨は甘いし、鮭の脂はまるい。奥州藤原氏の祝膳の豊かさに想いをはせました。
[学び]
・平安時代の肉の調理は、焼き物、煮物、醬漬けにしたしし醤、などが記録に残されているそう。しし醤は、塩辛の原型にあたる調理法で、平安時代からあるとの話に、ワクワクしました。
・魚のうち大きいもの(鮭、鯛)は、内臓を取り、干して、保存食とするのが常で。特別な食は、生魚を香り野菜で巻いて焼いて供されたそう。


▪️二の皿:鮑と大根の酒蒸し
写真の中心にある一皿です。
今に伝わる、鮑の酒蒸しでした。薄く切り、醤を乗せると、うん!美味
当時から、これを手に入れた藤原氏の力を感じます。

▪️三の皿:むなぎ白蒸
写真、上方左奥の白い淡雪かんのような見た目が、この料理です。



外してみました(笑)。ふわふわの淡雪のようなものは、豆腐とメレンゲの蒸し物と思います。鰻の白焼揚げに重ねています。
これに類する調理が、平安時代に考えたとは!
[学び]
豆類は蒸した後、発酵させて食する『穀醤(からびしお)』が、すでにあったとのこと。今の納豆の始まりをみるような調理です。

私が驚いたのは、原始の調理法である、焼く、煮る、干す、に加えて、蒸す、が頻繁に使われていることです。蒸し器を作り、火を差配する技術が使われていることです。
権力者の祝膳ならではと、思いますが、庶民にはいつ広まったか、興味深く思いました。

記事は続きます。お付き合いください。


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寿司蒲鉾!という驚き

2024-12-12 17:41:00 | 美味しい食


富山の寿司蒲鉾(!)をいただきました。初めて聴く名前でした。
焼き穴子をのっけ、蒲鉾の中程には海苔も挟まれていて。穴子押し寿司のような見立て蒲鉾でした。面白い!



不思議な蒲鉾や、牛蒡サラダをおかずにして、遅い夜食に。
私はご飯でなく、温めた豆腐にアカモクをかけて、海苔佃煮ご飯のような設えに。
夜10時をまわると、こんな工夫も大事です(ニッコリ)。


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遅い夜食は精進気分で(苦笑)

2024-12-10 14:23:00 | 美味しい食


寒い季節だから、スープだけで。と思いつつも、空腹感(!)が勝っている様子に、精進小鉢を並べましたら、ウケました(笑)。

○南瓜の生姜煮
○牛蒡、麩、わかめの味噌汁
○胡麻豆腐
○アカモクの三杯酢
○九条葱の潮漬け、
○トマト・マリネ
○たっぷりの加賀棒茶
○食後に、福島のりんご


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しっかり噛む、つけだれは2種類

2024-12-09 12:58:00 | 美味しい食


冬至まで2週間をきり、日の短さがハッキリしてきました。東京は今日、初霜の知らせがありました。
こんな日には、よく噛んで、元気な気持ちになる揚げ物を、遅めの夕食にも、供しました。
つけだれに、おろしをたっぷり。ちょっとだけの免罪符?(笑)  風邪引かずに、元気でいきましょ。

○ロースカツレツ、彩り千切り野菜
  つけだれは、大根おろし、胡麻だれ
○めかぶ
○柿かぶら
○具沢山けんちん汁
○たっぷりの焙じ茶


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不思議な味覚、酢飯風?(笑)

2024-12-08 11:40:00 | Weblog


北陸フェアからチョイス!
柿の種と、胡桃の飴炊きなのですが、かなぁり違う(笑)。



柿の種は、酢飯風味!とのキャッチに、恐る恐る(笑)。ほのかに酢と甘味があり、それでも最後は柿の種に収束する、不思議(苦笑)。
金沢の醤油風味を謳う、胡桃の飴炊きは、なかなかの美味。これで、お濃茶いただきたい香ばしさでした。

買って食べて応援!の日々は、続いています。もう直ぐ一年、少しでも明るい話題が増えますように。


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手に取る器の暖かさ、優しい気持ちに暖まる

2024-12-07 06:45:00 | ささやかな幸せ


食卓について、嬉しくて、ぢっと見惚れる。


真上から見ても、嬉しい。暖かい湯気に包まれて、手にとって、嬉しい。
食と器に、心を励まされ、暖まるって、幸せです。(ニッコリ)
金沢の登志子さん(登志子のキッチン)に贈っていただいた、金沢の佃の佃煮を活かしたお茶漬けを、佐賀のmisyaさん(卒業された、さつきくらぶ)が贈ってくださった器に盛る。
私の大事な方々に、今日も支えられている有り難さに、ほうっと胸も手元も暖められます。


だいぶ記事は遅くなってしまいましたが…。私の生まれた秋に。misyaさんが贈ってくださった包みが、清楚な佇まいで、思わずパシャリ。この紙で包装する意味を感じる包装は、鳩居堂の贈り物に感じて以来のワクワクです(笑)。



翁明窯元(おうめいかまもと)と示す箱には、器が二つ。
あっ、この紋様は小石原焼!
土の風合い、手にすぅっと馴染む、優しい器。されど、しっかりして、暮らしを支えてくれそうな安心感がある器。用の美という言葉が自然に浮かぶ、掌に暖かい器。

この器を選んでくださった、misyaさんを想う。うんうん!陽だまりのようなblogを書いてらした、今は猫さんを護る暮らしもされている、あの方の手に抱えて、選ばれた器だ、これは! と確信する。



最初は必ず、暖かい食卓を創る!と決めて(笑)、鶏大根を炊いたり、焼売を蒸したりしたけれど。自分のこの日の主役は、お二人の朋に感謝したお茶漬けです!(ニッコリ) 
ありがとうございました。まだ元気で頑張っていきます(微笑)。


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遅ればせながら、ヌーボーを楽しむ

2024-12-06 14:27:00 | 美味しい食


何年か続けて購入している、レグリオット・ドメーヌ・デュ・ヴィスーを、今年も手に入れました。ガメイらしさが綺麗に香るヌーボーです。


献立は様々な国から!これができるのは、ヌーボーならでは(ニッコリ)。
○馬肉のタルタル
○ラディッシュ、胡瓜、セロリ、リコピントマト
○羊チーズ
○赤ワインに合わせた鰻グリル(山梨産)
○チキン・クリーム・シチュウ
○富山の蒲鉾、紫蘇と

蒲鉾はいただきもの!美味しそうでしたから、加えてみました。これが、紫蘇を巻いてガメイと合わせると、実に爽やかで、イケました。るん♪


馬肉のミンスと、粗刻みの玉葱を合わせて、ジンジャーソースであえたタルタルです。明るいワインには間違いなし。



キャッチに釣られて買いました。赤ワイン・ソースを焼いた鰻にかける酒肴でした。欧州の、鰻をワイン煮込みにする方が、私には好みでしたが。新しい試みは、試してみたいものです。

今年のボージョレ・ヌーボーは、こちらで卒業です(ニッコリ)。


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