過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

宮沢賢治 追想2. 賢治が考え行動した場所にたつ

2023-12-09 14:36:00 | 旅日記


次に向かったのは、羅須地人会跡地です。賢治が、豊かに独創的な教育を学徒に与え続けた、花巻農学校の教師の職を辞して、自らも農民として働きながら、地域のために生きる暮らしを選んだ地です。
雪降る中、ささやかな看板をみつけました。


周りは既に開拓されて、住宅がたっていて。そね中に、時折のぞく大樹に、尋ねる思いで歩きました。


この広い畑のどこに、賢治は居たんだろう?どこで、石灰をまいて、自ら考案した、土壌改良をしたのだろうか?


案内の札、風流な!誰が備えたか、柿が置かれていました。


みはるかす雪空に疲れて、足元に目をやると…そこには綾錦!!
なんと。気づかなければ、踏んで過ぎてしまう、幸いの形が、ここにも待っていてくれました。(微笑)


農作地から丘に登る、木と石の段々。なかなかの傾斜です。


登った先は広場で視界がひらけて!
だいぶ先の、北上川の堤防に近い辺りに、賢治の畑はあったと、案内がありました。


おそらく写真の奥、立て看板が見える辺りでしょうか。
ただ、この辺りは、改良工事が行われて、賢治がいた頃の田畑では、既にないと、案内にありました。
されど、この景色、山と川が見える、この場所が賢治が実践を尽くそうとした場所なのです。


賢治の『下の畑』から目を転じます。広い広場に見える、この場所が、賢治の居た場所。ここに、賢治の父の別宅があり、賢治はそこに住まって、羅須地人会をおこしたのです。

農村の青年たちに、レコードをきかせ、語らい、肥料の相談に乗る。
自らも農業につき、豊かな農村作りを目指したのです。

賢治は裕福な商家の長男でした。花巻農学校の俸給も豊かでした。それらから離れて、農業についたといえど、親の家作に住み、親に無心しながら、であって。本当の意味、彼が農家の現実を身に移したわけではなくとも、彼は精一杯、道を探したのでしょう。

ここにあった建物は、移築されていますが、賢治がみた空気を、私も一緒に感じたと、思います。


羅須地人会の跡地である、この場所には、友であった高村光太郎の文字で彫られた、雨にも負けず、の歌碑があります。


賢治の詩作は、推敲に推敲を重ねるスタイル。賢治が旅立ったあと、今に至るも、改訂版がなされています。
この歌碑にある詩にも、後日、高村光太郎による修正打刻が施されています。


降りしきる雪、散りゆく紅葉。
天然の造作によって、彩られた、現代文に写された、雨にも負けず。

『一日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ』が、戦時中には、配給に合わせて、詩歌を改作されもした。胸打つ賢治の言葉。
でも、きっと、賢治が一番欲しかったのは、『丈夫なからだ』だったろうと、妹も送り、37で旅立った賢治に、寄り添いながら、私は思いました。


かつて、家がここにあった時、賢治は訪ね人のために、自分の行き先をチョークで書いていたそうです。それを写したのが、こちら。私が探した『下の畑』に賢治は、今日も立ったかもしれません。

この橙色の絨毯は、この花巻のあちこちにみる、野村もみじ、という木だそうです。暖かな色味が、賢治の優しさに繋がるように、私にはうつりました。


私は畑まわりで、きましたが。いまでは、周りの私有地をさけて、通路ができていました。(笑)



そんな、近道の入り口には、小さな看板もありました。私がみた、賢治への道とは違う、また別の道でした。
▪️羅須地人会跡地、岩手県花巻市


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宮沢賢治 追想1. 賢治を偲ぶ

2023-12-08 16:27:00 | 旅日記


レンタカーのナビに従い、町中から、花巻市立文化会館に向かって、上る坂の途中に、ひっそりと、看板があります。
市立文化会館は、以前は賢治が勤務した、花巻農学校のあった場所。この辺りを、賢治は、何度も歩いたろうか?と思いながら、降り続く雪中を歩く。


坂から、身照寺への石段には、お地蔵様ではなく、フクロウが立っていて。この先に、賢治が居てくれる、と想いが鎮まる。


身延別院とある。これは身延山久遠寺の別院を意味する。見延山久遠寺は、日蓮宗の総本山(祖山)、その別院は、地域と祖山をつなぐ役割を担うと聞く。

本山から贈られた、枝垂れ桜の巨木もあり、春になれば、賑やかに人が集まると想起して、私は嬉しくなりました。

この寺の前身は、日蓮宗花巻教会所で、建立のために、賢治が長く奔走したことを、歴史が伝えています。
そして、賢治が旅立った後に、浄土真宗であった賢治の父も、墓所、菩提寺を移したことも伝えられています。

賢治の甘えも受け止めた、親御様の気持ちも、分かる年になった自分が。青年の日の気持ちで、賢治の前に立てるのか?
私の葛藤を知らぬように、雪は降り、私の足を促します。



あ、なんと清楚な! そして沢山の花!
これは供養塔(五輪塔)で、日蓮宗らしい在り様でした。

雪が降り、他者は居ない。
賢治の前にたち、私からは、戦争を無くせない繰り言、本当の幸いをもたらせない不甲斐なさ、そんな想いが溢れて止まりませんでした。青年の日の自分は、未だ、この身にあって、今なお、途上の道を彷徨っていたのでした。

雪の日であって、有り難かった。賢治という名の、私の心の鏡に、自分を映す様な、厳しい、されど安らぐ、不思議な時間を過ごせました。

『世界がぜんたい幸福にならないうちは 個人の幸福はあり得ない』
今の地球をみて、賢治はまた哀しむ。
だからこそ、私は今日もまた諦めずに、己の務めを果たしていきたい、と思うのです。
▪️身照寺、岩手県花巻市石上山町


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自販機にも、宮沢賢治!

2023-12-07 20:03:00 | 旅日記



江刺駅近くから、高速を使って、花巻方面へ。この日は、雪の舞う中、敬愛する宮沢賢治の跡を、短時間でも辿る予定でした。

雪降る道の駅で、暖かい飲み物をと近寄った自販機には、賢治の姿が!
(このコート姿は、教師の時代の賢治。農学校で畑を歩く写真から、とられています。)
自販機の側面には、雨にも負けずの詩歌!


雪の季節の始まり。賢治も聞いた、雪音を、私も聴くことができる!
運転には辛いけれど。思わぬ僥倖と、ワクワクするのでした。


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蔵元料理3. 酒造ならではの酒しゃぶ膳!

2023-12-06 11:45:00 | 旅日記
★飛び込み記事です★

▪️前沢牛の酒しゃぶ膳
世嬉の一の特別本醸造酒を用いた、酒しゃぶとは、蔵元ならでは!
じゅねだれ(えごま)、ポン酢で、いただく仕様です。


お肉は3種類から選べ、お代わりもできます。地元の前沢牛、いわて南牛、酒造の自家配合飼料で肥育した地豚が、ありました。(お肉によって、お値段が違います)


酒しゃぶをゆらり。綺麗な大きな、手切りの一枚に、うっとり。(ニッコリ)



じゅねだれをくぐらせ、ご飯に載っけ食べするのも、素敵! 前沢牛は滋味豊かで、美味しいです。

前菜のように、餅を楽しみ、酒しゃぶをメインコースにおく。地域の贅を尽くしたような昼食でした。(喜)

▪️蔵元レストラン せきのいち、世嬉の一酒造、岩手県一ノ関市田村町


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蔵元料理2 果報餅膳、餅食文化に目を見張る!

2023-12-05 16:16:00 | 旅日記
★飛び込み記事です★
一ノ関・平泉地方は、江戸時代、伊達藩から続く『餅食文化圏』と言われています。
ハレの日の餅は300種を数えるそう!毎月、お餅を召し上がる日がある暦に、私はワクワクしました(ニッコリ)。

▪️果報餅膳
果報を冠した御膳は、お雑煮椀、8種の和え餅、箸休め、香の物、甘酒(ノンアルコール)から、なります。美しい朱塗りの御膳設えは、ハレの日に相応しい!(ニッコリ)


お運びの折は、こんな形で置かれます。
そう!お餅のお品書きです。
300種から、季節の味を選んで、つきたて餅の絡み餅にしてくださるのです。


この日のお餅は、あんこ餅、納豆餅、ずんだ餅、ねぎ餅(沼えび欠品)、じゅね餅(えごま)、胡麻餅、胡桃餅、きのこおろし餅、とのこと。
真ん中のお椀には、甘酢かけ大根おろし、が、入っていて、口をさっぱりさせるのです。
『お菓子餅ばかりでなく、惣菜もちもある』との説明に、きょとん! こんな呼び分けがあるほどに、深い文化があるとは!(ニッコリ)

さらに、縁起をかつぐ、萩の小枝探しの遊びもありました! 八つのお餅のどれかに、萩の小枝が入っていて。何番目に食べた椀かで、その日数の日に、良いことがあるのだとか!
フェーヴを見つけたら王様になる、ガレット・デ・ロワのように。素朴に喜ぶ遊びがある。誠に豊かな文化と思いました。


一ノ関地方のお雑煮も。優しい、素朴な味がしました。



じゅね餅(えごま)をいただいて。
驚いたのは、餅のなめらかさ、その旨さでした。つきたてだから、だけでない。豊かな暮らしが見える餅でした。
身体を養う、と思える、じゅねだれの濃厚さ。素晴らしい餅食文化と思いました。
この感動が8回訪れる!(笑) まさに果報者です。


この時期ならではの、搾りたて新酒・濁酒。餅にあわせて、風味がさらに膨らむ不思議!

季節を変えて、訪れたい!実に豊かな文化体験でした。

▪️蔵元レストラン せきのいち、世嬉の一酒造、岩手県一ノ関市田村町


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蔵元料理1、クラフトビール、搾りたて新酒

2023-12-05 11:18:00 | 旅日記
★飛び込み記事です★

▪️蔵ビールお試しセット
こちらで作られている、いわて蔵ビールの定番、ヴァイツェン、ペールエール、レッドビール、スタウトをテイスティングできる、セットを、まず、いただきました。

うん! ちゃんとしている。キッパリと種類を守った作り方!爽やかにできている、左2種から、深みとコクを増していく。
4種それぞれに、旨さのある、飲み飽きないビールでした。やるな!(ニッコリ)


▪️季節限定のトマト・ビール
岩手のトマトを活かして、とのこと。夏空で、ゴクっと飲みたい、明るいビールでした。基本の4種の出来の良さを、引き立ててしまう点がありました(苦笑)。


蔵元レストランは、天井が高い、静かな、しっとりした空間でした。昔の雪見の座敷を思わせる障子を、椅子席の窓におく。風流な作りで、楽しかったです。



八角の卓の中央には、火桶に鉄瓶。冬の寒い日に備える準備がみてとれる、風雅な設えでした。


この後、食事が進む中で、もちろんお酒をいただきます。聞けば、濁りも濾過もあると言う!蔵元ならではの、今、この時の搾りたてを、いただきます!(ニッコリ)
▪️搾りたて、濁酒
艶やかに丸い! 米の旨さが重なる、明るさがありました。
これが!次記事にあげる餅に、ピッタリ添いました。蔵元でいただく醍醐味です。



▪️搾りたて、濾過酒
静かさと、香りが真っ直ぐな生き生きした感じが、たつ、楽しいお酒でした。
搾りたて新酒は、命を育ててくれるような、健やかさを感じます。嬉しい体験でした。
▪️世嬉の一酒造、岩手県一ノ関市田村町
(追記:喜の字は、正しくは、嬉でした。失礼しました)


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酒造り博物館を歩く・世喜ノ一酒造(一ノ関市、岩手県)

2023-12-04 14:45:00 | 旅日記


一ノ関市にある世喜ノ一(せきのいち)酒造の、酒造りと文学の博物館に立ち寄りました。


醸造蔵の外、市道に面して、立ち上がる蒸気。活きている姿を、わくわく眺めました。


昔の醸造蔵のなかでは、当時の醸造の様子や器材の大きさ、重さに圧倒されます。
階段をあがり、酛を甕にいれこむ説明に、当時の酒造りの大変さが偲ばれました。


蔵の階段や、角飾りに使われた、餅花の枝。岩手県南部、一ノ関市や奥州市は、餅文化があるので、繭玉の他に、餅花も賑やかでした。


餅花を拡大すると、祝い酒樽まであって! なんとも不思議な光景でした。



蔵の中座敷、の再現風景をみると、お軸はやっぱり、松尾さま(酒造りの神様)でした。(ニッコリ)


蔵の神棚の前には、髪切り細工が下がる不思議! 細工が、お魚、打ち出の小槌に見えるのも、不思議でした。
神棚に挙げられた祝い絵の年号は、皇紀2683年…おぅ、令和5年! この神棚が活きておいでなのだと、おどろきました。


一斗瓶!初めてみました。十升入る硝子瓶は、手作りの品とのこと。
お酒を作り、販売する仕事の周りには、沢山の産業が関わっていると、気づきました。


昔の精米所の建物は、いまはビアホールに転用されているとのこと。
時代ごとの暮らしの中心に、醸造所はあったのだと、面白く尋ねました。



岩手県南部は、多くの近代文学者を生み出してきています。若き日の文学者が、豪商の家に寄宿し、執筆の道にあったことも、文学館や石碑から偲ばれました。
楓につつまれた、この碑にあるのは『あぁ、わたしのようなものでも、どうにかして生きたい。』、島崎藤村はこの地に寄宿していたのでした。切ない溢れるような言葉に、しばし、たたずみました。
▪️世喜ノ一酒造、一ノ関市


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始まりの朝

2023-12-04 04:44:00 | 旅日記
しばらく更新が滞りました。ご心配をおかけしました。旅時間の記録、ここから始めます。

早朝の東北新幹線に乗るために、東京駅近傍に前泊しました。コンチネンタルな朝食パフェを、取りました。
○人参ジュース
○野菜サラダ・カップ、ドレッシングは別洗濯
○フルーツをトップしたヨーグルト
○全粒粉ブレッドに、モンタデラハムとゴーダチーズのせ、カレーパン、ソーセージ焼き込みパン
○鶏団子の帆立貝柱スープ

工夫のある品揃えに、感心しました。
ブレッドの種類の豊富さ!日本的惣菜パンは、三口ほどに切られてあって。
廃棄ロスが出にくい工夫がされていました。


こぼして、散らかる野菜サラダも、カップに完結される形になっていて。このままもありですが、お皿に広げると、綺麗にサラダになりました。


スープは、あわせて3種類。どれも、しっかりできていました。こちらは具沢山のミネストローネ(笑)。冬の朝を楽しくする工夫を感じました。


ビジネス仕様で、お客様同士は、カウンターに横並びになるような、座席配置にしてありました。その目の前に、クリスマスの小さなスペースも。
ほんのり、なごみます。(ニッコリ)元気出して、動き出すに、相応しい!

この系列ホテルでは、京都に宿泊したことがありますが、あちらの滞在型とは違う、玄関駅の東京にふさわしい、機能的ながら暖かい空間でした。

▪️ホテル モンテエルマーナ東京


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ウルトラマンに関越であう?!

2023-11-04 23:45:00 | 旅日記



衝撃の出会い! 夜のサービスエリアで、自動販売機を従えて立つのは、ウルトラマン! 眼光するどく、こちらを見ていました(笑)。

NEXCO東日本と、円谷プロのコラボレーション自動販売機とは。その奇抜な発想に驚きました。
関越自動車道、高坂SAは、何度も利用しているのに。夜だからこそ、気付きました。
ウルトラマン、人間の心にある戦争に走る気持ちを、根こそぎ破壊して欲しい。そのスペシウム光線で!(微笑)
🔳関越自動車道、高坂SA、上り線にて


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お猿さんと呼びたくなった、上野動物園にて

2023-10-03 21:37:00 | 旅日記


黒と白のツートンカラー、尻尾が長く美しい、この猿はアビシニアコロブスです。
手前! 見えますか?
真っ白のふわふわの塊は、2023/09/13に生まれた赤ちゃんです。もう、大人のおこぼれ、硬いネズミモチの葉っぱを齧る様子をみせます。


配られたおやつに夢中な、大人の群れ。
固茹で卵と思しきものを、与えられていて。大人猿は夢中です。
しかし、鷹揚なお猿さんで、視界を、赤ちゃん猿が覆っても、怒る様子はみせません。日本猿とは、だいぶ違います。


ある種、群れで幼生を守る種であるように、受け取れました。
上野動物園で生まれた赤ちゃんが、大きく育ち、また別の場所で、種の保存に、関わって欲しいと、願います。



若いアビシニアコロブスの群れは、活発に動きますが、毛並みから見ると、年長の群れは、巣に篭ってお昼寝を決め込んでいました(笑)。尻尾の先が揺れているから、生き物って思いました。

久しぶりに、日本の動物園で、お猿さん!と呼びかけたくなる、穏やかな光景にあいました(ニッコリ)。


北極熊のオスは、ひたすら同じ場所を、歩き回ります。
ドアに開けられた空気穴の向こうを、気にします。



そう、ドアのこちらには、メスの北極熊が、ぺったり足を投げ出して、腹ばいになっていたのでした。(微笑)

コロナ禍の頃は、予約無しには入れなかった。思い立って、その日にいける自由が帰ってきています。
新しい生命、あちこちで見かけます。寒くなる前に、会いに来てやってくださいませ。
▪️恩賜 上野動物園


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