過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

アルザスと白アスパラガスの豊かさ3

2017-05-07 01:21:00 | 外食でリフレッシュ!
★飛び込み記事です★



■白アスパラガスのミニ・グラタン
■牛もも肉のピノ・ノワール・ソース

メニューとしては、二つのお料理として記されていましたが!
うんうん、この組み立ては正しく、フランスのおうち料理(ニッコリ。
大きなキャセロールで焼かれたグラチネを、お肉のお皿に取り分けてもらう。



牛・腿肉は、しっかり噛むスタイル。ピノ・ノワールのソースは、こっくりと深い。小さく切って噛んでいると、人が肉を得て、皆で食すために工夫してきた時代を思います。
柔らかくて、溶けていく肉からは、生まれない、生き物の連鎖のなかに居る人間の弱さ、それを補うために生れた工夫や賢さ……それに気づくのです。(ニッコリ)



そこにアイボリィが重なる。
シュペッツレ、白アスパラガス、チーズの香ばしさ。ドイツとフランス……アルザスのグラチネ。
優しいのに……ピノをまとったお肉に負けない、しなやかな強さがあって。
国境が変わっても、暮らす人の願いは変わらないって証のような強さ。
ユーロのなかのアルザス。そういう気持ちが、流れ込む、いい一皿でした。



このお料理達にあわせて、勧めてもらったワイン。
ドイツのトロッケン流に、ピノ・ノワールを仕上げて。こくがありながら、陽射しの甘さを感じるワインでした。


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