■やなぎっこ、夕月蒲鉾(福島県いわき市)
新しく風味蒲鉾の評判が良いから!と、年長の方が贈ってくださいました。
常磐沖は、暖流と寒流の出会う海、豊かな漁場として、古くから知られていました。柳鰈(ヤナギカレイ)の一夜干しは、上等なお使い物だった、と聞きます。特に子持ち鰈は上物と。(ニッコリ)
その柳鰈を模した蒲鉾、チーズを子持ちに見立てたアイディアに、笑顔になりました。
地域経済や食の歴史、文化背景を知ることで、到来モノの有り難さが深まること、あるのです。
東日本大震災から10年目を迎えようとする現在。常磐沖の豊かな恵みを、当たり前に市場に戻して欲しいと、切に願います。
到来モノの蒲鉾を主役に据えて、献立しました(ニッコリ)。
○茸と油揚げの炊き込みご飯
○牛すじと根菜の汁
○やなぎっこ、他の蒲鉾の追加あり(笑)
○姫皮筍と海苔和えの、温奴
○金柑、焙じ茶
汁に使う筍の姫皮と、常備菜の海苔佃煮を合わせて、一品にした、繋がる食卓です(笑)。
主役が、ひんやりですから、お汁は熱く、具沢山に。(笑)
[作る]
1)鰹節と昆布で濃いめに出汁をひき、日本酒、ダシダ、塩で、ベースとします。(調味は最後にします)
2)下煮して、小分け冷凍しておいた、牛すじ、乱切りした人参、椎茸の軸、を、最初に煮始めます。次からは、火通りを見ながら、順に材料を加えて、踊らせずに、煮ていきます。
3) 1cm厚のいちょう切りした、大根。
4)厚さを揃えた、筍水煮。
5)里芋。
6)味を見て、白味噌、隠し醤油で調味。
7)茸達(丹波しめじ、黒アワビタケ、椎茸)
8)上州か深谷の葱(煮ると、とろっとなる白葱)
9)一度、火を止め、室温まで冷まして。味を含ませて。
再び、温めて、供します。お好みで、黒七味をどうぞ。
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