トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

刈るも残すも

2008-11-03 | 今日は真面目に

Sn3d0354『時を経て入りし奥沢倒木の重なり増して気の重きかな』

『尺五寸倒木なれど刻むのは手ごわき相手日長付き合い』

『景観も塩梅も見つ選木は行きつ戻りつ眺めて終わり』

『軋む幹命絶つノコ出る呪文』

素人には手強い 八寸を超える太さだ

軋みながらも狙った方向に倒れてくれた 緊張がほぐれ真言をつぶやく

間引きや除伐も大切な作業だが 倒れていく数秒間は特別な感情が湧く

杣人が礼を欠かさなかったとか聞くと それはよく理解できるようになった

今はチェーンソーで一瞬だ 省力無機的処理で悲しい


泣きし笑いし

2008-11-03 | 遊び子は

Sn3d0425_2 『泣き激し施術出来ぬと送られし嬉々たるこの子片鱗もなき』

『泣き虫がなして変わるか知らねども高い高いに委ねた笑顔』

『朝なれば上がりかまちで待つと言う母の言葉のなんと嬉しき』

『この子ゆえ父母別れしと憶えども背負いたる荷のなんと重たき』