トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

笑窪のような幸せ

2008-11-28 | 今はうたかた

Sn3d0397 『囚われの身と思うなり措置の身はせめて慰む季節豊かに』

『凍る庭一輪咲きし水仙を長く見つめる何思う君』

『如雨露抱き車椅子漕ぐかの君は寒き朝にも楽しみ有りて』

『パン屑を芝に撒きたる窓越しに鳥は来ぬかと鏡で見たり』

行事を中心に一年を設計するのは好きでなかった

どちらかと言えば 日々の中でそれぞれが入り込める領域が好きだった

季節を通して折々の活動は大切だけれど それに力を入れるあまり

日常性が疎かになっている取り組みを多々見てきたから

現実として日々の現場は厳しい状況になっていく一方だから

そんな手間隙はなく せめて行事だけでも と言う思いもあるけれど

圧倒的一人の時間を豊かに提供しよう は 辛さがともなうのが実感だ