トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

夏の世は夢の如し

2008-11-12 | 小父のお隣さん

Img_9691 『十三夜胴無きカブト夜光受く』

『アブラゼミ虚空つかんで今は亡き』

『居待ち月祇園精舎の虫の声』

『逝く夏の挽歌奏でるヒグラシぞ』

ヒグラシの鳴く声は 本当にもの悲しい

夏も終わりだと痛感する

日暮れに鳴くから いっそう その想いがつのる

聞くたびに感傷的な気分になるが それは私もソノヒグラシだから


ただ伏せし老いし犬

2008-11-12 | ペット

『苦も見せず触れば尾を振る義理堅き癒えぬ病で年越しなるや』

『老いし子よ萎えて動かず隅に寝て我も萎えたり心塞ぎて』

『今解る薬石効を示さねば後は委ねて待つだけのみと』

『絨毯を切りマットに敷きたもう少しは優し伏せし老い子に』