トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

きっかけとは些細だ

2008-11-15 | 何よりの楽しみ

『桑の実を食みて染めたり指の先』

『歌にありグミ原分けて我が昔』

『アキグミの渋さで戻る五十年』

桑の実は 一緒に採りにいったみっちゃんを思い出す

就学前の頃だったろうか

先日 アキグミの鉢植えの一粒で 少年期に逆戻りした

よく水無川の ほとりに食べに行った

干し上がった川床を渡るのに全力疾走したものだ

川幅が百メートルくらいあったから 子どもにはそれは長く遠い距離

水が出るときは 鉄砲水で火花を発して出てくるからだ

大丈夫と思っても川上を見ながら 快晴でも走ったのだ

怖かった

でも食べたかった 甘いのがあると思った 向こう岸


畜生の身の汝なれど

2008-11-15 | ペット

『鳴かぬ子が鳴き声上げて呼びたもう四肢震えさせ呼吸荒げて』

『尿毒の躯体に回り識無くて母呼ぶ声か駆け寄る足か』

『声などはたてぬこの犬臨終の時が来たれば吐きし鳴き声』

『愛犬の温さ消えゆく膝の上次は健やか生まれたまえよ』

『身体拭く ひと拭き毎に なぜ絞る タオルは強く 絞りたるのに』

『奈が骨は 我が里山に 山桜 活けたる下で 花と生まれよ』

人間に換算すれば80歳相当になる愛犬が逝った

血統が重んじられた結果 犬種特有の好発性疾患はほとんど患った

それでも瀕死の瀬戸際に居るような状況でよく生き永らえた

愛嬌だけのお馬鹿な犬だったが 果たした役割は大きかった

一ヶ月以上も前に覚悟はしたが それでも悲しさはこみ上げてくる

それは命がひとつ消えた事ではない もうそこに相互作用が存在しないからだ

飼育する束縛も責任も消えたが その自由と引き換えに喪失感と寂寥感が住み込む

親にもしたことがないのだ

線香上げて 水と花を供え 般若心経を唱えるなんて

 


秋のイベント

2008-11-15 | 月例会

2008/11/15(土)

会員15名

里山祭りに出店  1:木工体験  2:知恵の輪紹介指導  3:木の実細工実演  4:トン汁・キノコ汁

学校の臨時登校日と重なったため、学齢前の子供達ばかりになってしまった。結果として材料を切断しておいたのが幸いした。

木工は強度を考えてネジ止めの仕様だったが、簡便さでは釘に軍配があがる。

月間自主活動

延べ43人:散策道普請・山桜(景観樹)刈りだし・侵入竹除伐