トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

幼き時代

2008-11-24 | 感じるままの回り道

Sn3d0278 『純朴な瞳をみせて童子はおんぶバッタを踏みつけたりし』

『子等集う林道に散るドングリは拾われもせず踏まれ割れたり』

『好き好きに紅葉拾いし幼子は指しては母を採っては母に』

『きのう今日あらずに遠き我が昔唱歌歌いて望みし未来』

母子のグループが谷地に遊びに来た

弁当を広げた後 てんでに散策を始めたが 行動がイメージと一致しない

バッタを見ても ドングリがあっても 歓喜がないのだ

あまつさえ お菓子が少ないと大声を上げている子もいる

私のその頃と半世紀以上の時間差があるが この貧しさに愕然とした

物心ついた頃 いわゆる唱歌をソノシートやラジオで聴いて

行く末に淡い想いを抱いた そんな情感をこの子達は持てるのだろうか

今 唱歌を聴くと鮮やかに蘇る記憶は 加齢の証か