松の大径木を加工している傍にルリタテハが着地した。今季の初見・初個体である。
周辺に落ち着いて着地できる場所はゴマンとあるのに、物好きなルリタテハではある。まあ、そのお蔭で「初見」となったのだから有難い事ではあるけれど…。
例年、蝶類の初個体は、スジグロシロチョウか、タテハチョウの仲間でもオレンジ色の種類が普通だったので、ルリタテハでの蝶の初見は記憶にない。
林内の幼樹の手入れをする。この時期は支柱の取り換えや蔓草の取り外しなど、成長シーズンに備えての手入れになる。
林内の実生の栗には昨年巻き付いたテイカカズラが上部まで覆っていた。蔓を外してみたら幹の中央部の巻き込みが激しい。それだけ太りが良かったという事だろう。
一方、植栽したヤマハンノキは支柱に結えた紐を巻き込んでしまった。巻き込みした状況は両者で異なるけれど、巡回手入れ不足が露呈した。
それにしても若木の太り方は早いものである。
春よ来い呼んでいるよな幼子の母呼ぶ声に友も唱和す
若草も敷くによしなし童らは走るを止めぬ呼んでは走る
みよちゃんの居るかどうかは知らねども桃の蕾も膨らみた原
若草も萌え出ずるかな枯れ野にも春の歓声こだまとなりて