トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ベントナイト処理の首尾

2014-07-13 | 水辺環境の保全

Photo_3  瓢箪池に湛水させたいがためベントナイトで防水処理をした。結果を確認するため降雨後2昼夜待って見に行った。

 結果は「上々」と言ってよいだろう。満水位より低下はしているが、処理前の様に底が顕わになっていない。処理前は満水になって2昼夜もすると水が無くなっていた。

Photo  そんな環境が数年も続いたのに大型のヤゴが生息していたのには驚いた。今回、僅かな湿り気の中で生息していたヤゴも、ベントナイトを投入撹拌したことで呼吸が出来なくなったかもしれない。

 水面を見ていたら呼吸しに浮いてくる甲虫がいた。どうも小型のゲンゴロウの様である。そして何気に池の上に張り出したムクの枝を見てびっくり。7月も中旬だというのにモリアオガエルが産卵していた。この付近に産卵環境は無いから「ようやく産卵できた!」と言う心境なのだろう…と思いを馳せる。


今日のトンボ「ヤブヤンマの産卵」

2014-07-13 | 小父のお隣さん

Photo_2  沈砂池を生物リザーブプールにする作業を終え自画自賛の心持で眺めていたところへヤンマが飛来した。

 飛翔する間も翅が薄く色づいているように見えた。「オニヤンマやコオニヤンマでは無い」と思ったのは、直前にヤブヤンマを教えてもらっていたからである。

 沈砂池から立ち上がる林道の擁壁に生えた苔に産卵していた。他のトンボより入念な産卵で、時計の針の様に尾端を回し下向きでも産卵している。ところでこの苔場、おチビちゃんが泥遊びしながらむしり取るのだ。泥遊びをする前の半分になった。

 これに先立つこと30分、泥水池3に生えたカンガレイにも産み付けていたが、苔とは異なり産卵管を下げつつ移動して産卵した。カンガレイの表皮に産卵管を刺して産卵したのだろうか…。今回も鮮明な写真にならなかった。レンズの前の保護フイルターのキズと光の方向によるせいなのかもしれない。傷だらけなのである。