高き屋に昇る日の丸かきろいに原子の釜戸にぎわい始む
高き屋に登りて見れば煙立つ民のかまどはにぎはひにけり 仁徳天皇
稼働せば溜まるものとは知りながら今使いたい孫子への付け
明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな 藤原道信
瓦解炉に風は吹きしく秋の浜固着の出来ぬ塵ぞ散りける
白露に風の吹きしく秋の野は貫きとめぬ玉ぞ散りける 文屋朝康
原子炉の張り裂け崩れ瓦解なる三炉の沖に出でし月かも
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも 阿倍仲麻呂
大丈夫と思えた我ら自らの砂城の上で汚染拭はむ
丈夫と思へるわれや水茎の水城の上に涙拭はむ 大伴旅人

稼働せば溜まるものとは知りながら今使いたい孫子への付け

瓦解炉に風は吹きしく秋の浜固着の出来ぬ塵ぞ散りける

原子炉の張り裂け崩れ瓦解なる三炉の沖に出でし月かも

大丈夫と思えた我ら自らの砂城の上で汚染拭はむ
