トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

山芋は掘らない

2015-12-03 | 何よりの楽しみ
 会友のY氏が山芋を一本譲ってくれた。Y氏は山芋もタケノコも掘るし家庭菜園も労なくこなす。小生、百姓生まれの百姓育ちだけれど草取りや山芋掘りなど「掘り」や「取り」のつく作業はやりたくない。つまるところ食べれるのは「頂き物」になってしまうが「私食べる人」ではないから「私、作る人」もこなす。
 今回の山芋、全長80㎝ほどあって、見ただけでも掘り取る気分は湧いてこない。それでも食べる気分は満々となるが、調理はとろろ汁で大満足である。小生に取って「グルメ」とは郷里にいた頃に食していたものに他ならなく、その辺が一般の言う「グルメ」と大きく異なるのである。
 さて今回、全てをとろろ汁にせず三分の一ほどを加熱調理してみた。擦り下ろしヨーグルト同量、蜂蜜、鰹節、卵を加え撹拌しレンジで魚が焼ける皿で加熱した。出来上がりはスイーツでもなくカルカン風でもなく卵焼きでもなし、まあ言うなれば正体不明の「ナンジャモンジャ焼き」か…。甘くなかったから醤油をつけ副食にしたが、甘く作ればスイーツとしておやつ位にはなりそうだ。小生的には「どんなもんじゃい!」で…。
             山芋の新メニュー「ナンジャモンジャ焼き」
 

猪の破壊を防ぎたい

2015-12-03 | 水辺環境の保全
 季節外れの刈り払いになった。夏の間、侵蝕者からの破壊を少しでも防止したいからあえて刈り払いはしなかった泥水池だが、枯草となってしまった状態を維持すると間違いなく猪の標的になる。体験的に猪は湿った部分、腐植質の多い部分などを毎夜掘り起こしている。その点では水辺は格好の標的なのである。
 獣害が無かった頃は刈り草はそのまま腐食させる対応で構わなかったが近年は嫌でも「場外運び出し」を励行し被害の軽減に努めねばならぬ。一方で小さな生物の環境保全の観点からでは「誤り」になってしまうのだが綺麗ごとは避け「環境破局」にならないための苦肉の労作である。
 レーキで刈り草を集め持ち出したが会友のY氏が手伝ってくれたので難なく一日で泥水地は終了した。残りはトンボ池周辺にもう一日必要である。
 レーキで枯草を集めていた時の事、水面に落ちた刈り草と一緒に既に水中に没していた枯草を引き上げたのだが、この中に大型のヤゴ多数、ホトケドジョウなども引き上げてしまった。当たり前と言えば当たり前で、今期は大型のヤゴが多いように感じている。結果として水中の植物体の引き上げは断念した。
 泥水池№5付近     沈泥池および№3付近