トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

夜明け前から立ちんぼは無理…

2016-06-26 | 小父のお隣さん
 庭で育って羽化していくアゲハ類はキアゲハとジャコウアゲハが主だが、池で羽化するトンボを含め羽化場面に遭遇する事は一度も無い。キアゲハやトンボは「勝手にどうぞ…」で済ましているけれど、ジャコウアゲハだけは蛹化と羽化の現場を見たいと思って早や10年は経つ。
 今回も意気込んで度々様子を確認していたのだが蛹化の有様を観察できなかった。今季のジャコウアゲハの産卵は遅くて、ようやく終齢幼虫が蛹化のために外壁を登り始めているが未だ蛹化の過程を撮影できない。
 写真の個体は玄関脇だったから出入りの度に注意を向けて、静止した幼虫が弓なりに姿勢を変えたので度々チェックしていたのに捉えられなかった。夕方は幼虫の形、翌早朝にはお菊虫になっていた。今回も観察失敗で、蛹化にしろ羽化にしろ越冬体を含め10年で二百頭ていどは数えられるが只の一回も立ち会っていない。カメラを据えインターバル撮影を試みなければ無理な事かも…。
 資金を投じなくても連日夜明け前から立ちんぼすれば可能なのだろうが、まあ一カ所を除き無理な話ではある。
 
 終齢幼虫 ➡  弓なりになった ➡  蛹化