
トンボ池北側の斜面は日当たりが良い。斜面下の通路は早春からタンポポやオオイヌノフグリなどの開花が見られる場所で北側斜面が風よけにもなってトンボもここで終見日となるのである。その東側はナラ枯れ病に侵され倒れてしまったコナラの50年生を越える幹と枝の処理場になって久しい。この環境でもカミキリムシや玉虫、あるいはクワガタなどの発生源になるけれど、それはこのままでなくとも良いのであって、日溜まりを広げる目的で再集積を行った。
積み重ねてあった太枝の部分を幹の東側に移動して積み上げ得られた面積は4畳半ほどはあるのだろうが朽ちた材や伸びた野草を刈り取って更地にした。これだけでもすっきりするけれど、これから春までの間に野草の芽生えがあるはずで陽だまりで野草の開花が伴えば早春のチョウがいち早く見られるという思惑が現実味を帯びて来る。

大雑把に残った朽ちた材の破片を造林鎌で掻き寄せていたらヒキガエルが出てきた。土の中ではなく腐食物の中に潜りこんでいた様だった。取り上げて確認しても傷などを与えて無かったから幹下の腐食物の下に掘り下げ移動させて枯葉などを厚く被せて始末する。
この日の気温は3℃ほどだったが晒されていた時間は長くは無かったから大丈夫だろうと勝手に解釈。まあ、産卵期にはよろしく!の相手であるのだ。

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