トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヒキガエル産卵した

2023-03-20 | 小父のお隣さん
 17日、日中から合戦していたアズマヒキガエルなのだが18日はようやくまとまった40mmほどの降雨のお蔭で自宅軟禁、19日に産卵を確認できた。推定でしかないけれど18日には産卵していたのではないかと思っている。
 17日、昼日中から5グループ程度でヒキガエルボールを見せていたのだがやはり何匹かは捕食されていた。池の周囲に食痕だけ残したのが3カ所、食草園の中に腹部を破られた個体が1匹数えられる。

 ヒキガエルもニホンアカガエルも産卵する水域が狭まってきており理由は分からない。出現当時は上の池や二つ池、棚田部と泥水池など広範囲に産卵箇所があったにも関わらず今回はトンボ池1カ所だけなのだ。ものの本では「産まれた池に戻り産卵する」と記載された解説もあるのだが、そうなら産卵水域は移動しないことになるだろう。特にニホンアカガエルは木漏れ日の当たる浅い水溜りなどを「好むようだ」と経験値から判断して産卵の続いていた二つ池はそれなりの整備を続けていたのに今回はアカガエルもヒキガエルも全く産卵無しなのだった。

    

 ニホンアカガエルの卵塊は数を増やしているもののアズマヒキガエルの卵塊はさほど増えた感じがしていない。威之志士様の跋扈蹂躙に遭いやすい環境に住まう生物でもあるから捕食されたのかと思うけれど、これもあくまで推測の域を出ないのであった。
 今期の産卵、昨日は降雨が続いていたからなのかどうか「ヒキ」の名称がつけられた通り、草地に3カ所ほど歩きながら産卵した事を示す卵嚢が続いた。まだ生きているだろうから池に投げ入れるために摘まみ取ればいいところで切れてしまう。「ここは根気・辛抱」と言い聞かせしゃがんで摘まんでいたのだが膝には負担だった。